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【Drama听写翻译】大元篇(拖了这么久终于听完了)

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一楼祭犬狼真君


IP属地:广东来自手机贴吧1楼2013-05-11 20:56回复
    尚隆:长い话を闻かせてしまったなぁ、阳子。
    阳子:いいえ、ありがとうございました。楽俊のことも。
    尚隆:言っておくが、そのまま庆国にくれてあるわけではないぞ。そちらに留学させるのは、せいぜい半年だ。雁の学生たちが油断すると困る。
    楽俊:と、とんでもねぇ。
    尚隆:さて、もう帰ったほうがよい。
    六太:お前も一绪に戻るんだよ。
    尚隆:俺はもう少しここにいる。
    (阳子:雁国にある宵山の中腹、そこには五百年近い昔、延王に反旗を翻した、谋反人に墓があった。延王は彼をもう一人の自分だと言った。天意を信じられず、かといって自分をも信じられず、愚かにちった一人の男。延王とはまるで违うように思えたのに。そのとき私はまだ闻いていなかったことに思いだった。)
    阳子:延台甫。
    六太:うん?
    阳子:その后、お会いになられたのですか。
    六太:阳子…
    尚隆:更夜…か。
    阳子:差し出がましいを闻きました。ただ雁はもう妖魔に袭われることもない国になってひさし、ならばと…
    六太:あぁ…うん。そうなんだけどなぁ。
    阳子:延台甫?
    六太:あれは、元州のことがあって、五十年后のことだなぁ。
    (十二国记――大元篇)
    六太:尚隆~~~!尚隆!尚~隆!
    尚隆:勘弁…しろ…
    六太:とっくに日は高い!起きろ!
    尚隆:お前は何时から无谋や猪突になった。
    六太:その酒でにごった目で、これを见ろ、ほら!
    尚隆:あっ!颜に【おいすっくるは】。何だ、これ。
    六太:仙籍簿だ。
    尚隆:仙籍簿?そんなもの気軽い持って歩くな。
    六太:俺の颜が気軽くみえるか、尚隆!
    尚隆:…分かった。なんだというんか
    六太:更夜の名前がない。
    尚隆:更夜?元州の射士だった男だなぁ。天犬をつれていた。
    六太:あいつは、元州で仙籍に入り、以来籍をそのままにしていた。覚えてるなぁ。
    (尚隆:お前とその妖魔に住む场所を与えよう。
    更夜:どんな赘沢が牢狱?银の格子の槛だろうか。
    尚隆:妖魔に袭われることはない国だ。
    六太:尚隆…
    尚隆:人は妖魔を疎むのは、妖魔が人を袭うから。国の复兴がなり、自然の理が整いなら、妖魔に袭われることもなくなる。そうなれば人はお前の养い亲であるこの妖魔を恐れたりしない。
    更夜:は…
    尚隆:お前の仙籍も剥夺せぬ。时间をくれ。必ずお前たちが追われることのない土地をやろう。
    更夜:そんな世が本当に来るだろうか…?
    尚隆:そのために俺はあるのだ、更夜。
    更夜:行こう、ろくた。
    六太:更夜!
    更夜:ろくたがいるから、俺は黄海で生きていける。黄海で雁がそん国になるのを待ってる。何时まででも、待っているから。)
    六太:お前は约束したんだ。なのに、まだ雁には荒廃があり、妖魔が出る。
    尚隆:仕方ないだろう。时はかかるといった。
    六太:妖魔だってほしいじゃないだろう!あいつが「ろくた」と呼んでいる天犬がいなくなれば、更夜だって无事ではいられない!妖魔に袭われて、ずたずたにされてしまえば、仙籍に入ってても死ぬんだぞ!
    尚隆:死んだ、というのか。
    六太:お前が仙籍簿から、あいつの名を外したのでなければなぁ。
    尚隆:见落としということもある。
    六太:俺が折に触れて、仙籍簿を确かめてた。そこに驳更夜の名を认めて、あいつにまた会えるときのことを思っていたんだ。だが、今朝见てみたら、そこの部分に、ほら、真っ白だ!谁かが书き直したわけにもない。自然に、消えたんだ!
    尚隆:…そうか。
    六太:あいつは…待っていると…ずっと…待っていると…(泣)
    尚隆:すまんな…だが、约束は果たす…必ず。


    IP属地:广东2楼2013-05-11 21:01
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      (思い出)
      (歓声)
      供麒:延台甫、大国雁よりわざわざのおいて、まことに感谢いたしております。
      六太:いや、主上よりお祝いの品と书状だ。収めてくれ。
      珠晶:ずいぶん【台虑】が大きいのね。
      供麒:主上!
      六太:ああ、すまない、癖なんだ。机嫌悪くしたならすぐに引き上げる。
      供麒:とんでもございません、台甫。
      珠晶:こんな苦労知らずな小娘の朝じゃ早晩倒れる、そんな颜ね。
      六太:自ら升山したんだろう。つまり、自分に王の资格があると思ってたということで。正直、そんな子どもはあまり好きになれないなぁ。まぁ、顽张ってくれ。
      珠晶:六太。
      六太:何だ。
      珠晶:六太というのが、台甫のお名前じゃなかったかしら。
      供麒:主上、无礼です。
      六太:いや、构わん。そのとおりだ。俺が胎果で。
      珠晶:流されていた蓬莱でのお名前が六太?
      六太:まあな。
      珠晶:あたしのちっちゃい耳に入ってきたの、风のうわさって怖いわね。
      六太:ただの小娘ではないと言いたいのか。
      珠晶:いいえ、その名を闻くのは、二度目なの。この话、闻きたい?
      六太:何!?
      供麒:主上、奏国の使节もお待ちです。
      珠晶:待たせておけばいいのよ、あのご老体。あたしのこと骗してかけて笑ってたから。
      (大国奏の使节に悪态をつく姿に、俺はこの王に始めて兴味を持った。)
      六太:よろしければ、闻かせていただこうか。
      珠晶:升山するためには、妖魔が跋扈する黄海を旅しなければならない。そのとき旅人が祈る神を知ってるでしょう。
      六太:お、いや。
      珠晶:犬狼真君、黄海の旅人を守る唯一の神。升山する者は谁もがその护符を身に着けたわ。
      六太:ほお…少なくとも、俺が蓬山にいた顷には、そんな神の名を闻いたことはないな。
      珠晶:そうなの。そういえば顽丘が言ってた、三百か、四百年前からある伝说だって。
      六太:天に神と呼ばれる者が多くおられるが、人が胜手に作る神もいるかなぁ。
      珠晶:ええ、あたしはそもそも神なんていないと教わてたし、まじで犬狼真君なんて、黄海ではじめて闻いた名前だった…だけど…(思い出)黄海のたびは、想像を绝したものだった。毎夜のように袭いに来る妖魔に、旅の道连れだった人たちは、たちまち减っていき、私は自分が无力な子どもであることを思い知らされた。そして、とうとう仲间に逸れて、ただ一人同行してくれた刚氏の男も大きい怪我で动けなくなったとき、一匹の妖魔が目の前に…翼を持つ蛇のような妖魔と、狼に见た巨大な妖魔。あたしは死を覚悟した。そのとき…
      更夜:ろくた!
      珠晶:妖魔が…妖魔を…
      六太:妖魔同士が戦うことはよくある。だが、目の前に血の匂いをさせている人间がいるのに、それをほったらかしてわざわざ戦うなんてあり得ない。
      珠晶:でもそれは起こったのよ。狼の妖魔は蛇の妖魔の首を食い千切ると、ここら辞仪に振り向いたわ。するとさっきの声の主がこちらに駆け寄ってくるのはみえた。まだ若い、优しい颜の、少年といってもいい年だったわ。
      六太:男?黄海に暮らす民か。
      珠晶:その人は狼の妖魔にまるで恐れず近づくと、こう声をかけたの。「ありがとう、ろくた。」
      六太:ろく…た?
      (思い出)
      更夜:ありがとう、ろくた。
      珠晶:それは、妖魔じゃないのかしら。それどもあなたの骑獣?
      更夜:いや、骑獣というわけじゃないけど。知り合いだ。
      珠晶:妖魔と知り合いなの?
      更夜:まぁね。
      珠晶:改めて彼の姿をよく见たわ。柔和な颜に似合わない、古びた皮甲が体を覆い、妖魔を酔わせるという玉を付けた披巾を、几条か垂らしている。それは、旅の始まりに人々が祈りを奉げていた、犬狼真君の姿そのままだった。
      珠晶:あなたは…でも、まさか…
      更夜:运がよかったね。ここを离れよう。
      珠晶:犬狼真君…


      IP属地:广东4楼2013-05-11 21:02
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        珠晶:あたしのつぶやきに、彼はただ微笑んで见せた。それでもまだ私には信じられなかった、神が実在し、しかもそれが私の目の前にいるということが。
        更夜:君のつれの伤口を洗ってあげなさい。それから水を。
        珠晶:やっぱり、人间にしか见えないわ。
        更夜:人でないものになった覚えはないよ。
        珠晶:神は、人ではないものだと思ってた。
        更夜:仙を人でないというなら、そうだろうね。単なる天仙。
        珠晶:仙?王やその周りの人たちみたいだな?
        更夜:彼らは地仙だね。でも、そのようなものだと言っておこうかな。少しばかり长く生きてるけれど、出自は人に过ぎない。
        珠晶:へえ。
        更夜:君は升山者かい?无茶をする。
        珠晶:无茶なのは百も承知だわ。
        更夜:どうして君のような小さい人が?自分が王の器だっと思ったのかい。
        珠晶:そんなわけないじゃない。
        更夜:おお?
        珠晶:あたしは子どもで、政の难しさなんて分かりゃしないわ。黄海に来て、思い知ってわよ。自分の身ひとつだって人の助けがなけりゃやっていけない。あたしが王の器なら、とっくに麒麟が迎えに来てくれるはずよ。
        更夜:それが分かっているなら、なぜ升山するんだい。
        珠晶:义务だと思ったからよ。父や周りの大人に、升山しないのと闻けば、笑うのよ。自分のようなものが成れるわけがないって。でも国民全员が升山すれば、必ず王はその中にいるのよ。そう言うと今度は、王がどんなり大変か、黄海がどんなり恐ろしい所か、お前は何も分かってないという颜をするの。あたしが子どもで、お嬢さん育ちで、世间知らずだからって言って笑う。でも国が荒廃し、人が妖魔に袭われて死んでってるのに、他人事の颜をしてられるほうがよほど世间知らずよ。
        更夜:君がお金持ちの家に生まれ、妖魔に袭われないようしっかりと守られていたんだろう。なのに、荒廃が许せないんだね。なぜ?
        珠晶:そんなのはあたしばっかり大丈夫なんじゃ、寝覚めが悪いからに决まっているじゃない?
        更夜:そう。
        珠晶:国が豊かになって、安全で、皆绢の着物を着て、美味しいものを腹いっぱい食べてたら、あたし、食事や着替えのたびに、自分ひとりが恵まれてるなんて嫌なことを思わなくてすむ、心置きなく赘沢のし放题よ。
        更夜:そっか。
        供麒:そのようなことを、真君に…
        珠晶:そのとき彼、初めて笑ったわ。笑うと、本当に少年みたいだった。
        更夜:そっか。
        珠晶:翌日真君と别れて先へ进んだあたしたちの前に、突然大势の人が现れたの。今まで见たこともない美しい女仙たち。その中に妖魔の上で踏ん反り返った金色の髪の男がいたってわけ。
        供麒:踏ん反り返ってなど…
        珠晶:いいえ、踏ん反り返ってた。
        六太:ああ、あなたの王気を感じて、麒麟が蓬山から降りてきたんだな。
        供麒:はい、その朝、今まで感じなかった王気が、はっきりと见え、駆けつけたのです。
        珠晶:だから言ってやったのよ、あたしが生まれたときに、どうして来ないの、この大马鹿者っ!(机をはたく?)
        六太:っ…まさか…
        供麒:いいえ。
        珠晶:ええ、【はいと】をしたわよ、当然でしょう。さ、话はお仕舞い。でもどうして真君の妖魔があなたと同じ名前だったの?
        六太:っ…さっきも言ったが、俺はそいつを知らない。あの妖魔何百年も生きてるはずないし。第一、あいつが、神になんか、なれるわけない。
        珠晶:どうしたの?
        六太:たぶん…偶然だ。
        珠晶:そう?つまらないの。
        六太:长居にしたんだ。失礼する。
        珠晶:そういえば、别れのときあたし闻いたの。
        珠晶:天仙は、もともと人なのね。
        更夜:そうだよ。
        珠晶:じゃ、名前があるのよね。真君って号でしょう。
        更夜:ここから先が砂漠になる。気をつけて。
        珠晶:あなた、名前は?私は珠晶。あなたは?
        更夜:(笑い)更夜。
        六太:…更…夜。
        供麒:延台甫!
        珠晶:ちょっと、どうしたのよ。
        六太:なんでもない。なんでもないんだ。(泣く)
        阳子:そのようなことが…
        六太:それから俺がすぐここにあった冢を壊した。天仙に召し上げられば、地仙の仙籍簿から名が消えるなんて、そのとき初めて知ったぜ。
        楽俊:それで、真君とはお会いに?
        六太:あ、いや。何度か蓬山の周りをうろついて见たことはあるけど、あいにくだ。だがいつか、あいつから会いに来てくれる。そんな気がする。
        尚隆:ふん、やせ我慢か。
        六太:ちがうよ!
        阳子:でも、信じておられるのですか、本当に犬狼真君が、更夜殿だと。
        六太:そう思いたい。
        阳子:へぇ?
        六太:あいつは、更夜は、ずっと蓬莱へ行きたいっていってたのよ。そこに本当の両亲がいるって信じてた。でもなぁ、阳子、俺たちは知ってるよな、蓬莱もここも変わりやしない。
        阳子:ええ。
        六太:でもさ、ここならあいつは、神にもなれる。舍てられた子どもが、妖魔や黄海の民を见守る神に…そう思うと、俺は、俺は…
        阳子:延台甫が饮み込んだ言叶が、私には分かる気がした。もといた世界より、时に残酷で、无慈悲なこの世界…それでも私たちは、こんなことがあるたびに、爱しく思うことができる。そして、きっといつか…


        IP属地:广东5楼2013-05-11 21:02
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          过几天上译文……


          IP属地:广东6楼2013-05-11 21:08
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            楼主辛苦了,听写+手打字很耗费时间的...
            继续坐等,楼主的翻译帖相当有质量值得守候。


            8楼2013-05-11 22:41
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              ①②④日文原文这里用【】括起来了,因为没听明白。但结合上下文和背景知识,大概能猜出来是啥意思……希望没有猜错。
              ③我确认了一下,动画里用的是“宋王”,但书里写的是“宗王”(确认源是新潮文库的月影下册,日文版新书)。这里采用书中的写法。
              ⑤这里其实跟原著好像有点不同。原著是珠晶认为自己有王的器量,但是不可能完美地负担起王的指责,知道自己无力,只能拼命学习;如果真有王的器量,麒麟也会来迎接;然后引出“升山是义务”的观点。我只能说,改编drama的人改得实在是……逻辑出了点小问题不说,珠晶也小小走形了。
              ⑥原文今まで见たこともない美しい女仙たち。我有点把握不准 今まで见たこともない(从未见过)修饰的是 美しい(美丽的)还是女仙……
              ⑦同前面的②④。另外前面供麒那句话我也没太懂……
              翻译的时候由于各种原因,有些地方没有直译。比如第一段翻译,阳子的解说里,宵山一句,原文直译是说那里有谋反者的墓,不过考虑到中文直译的话,就会变成“墓”前面有一长串定语修饰,读着不舒服,所以改成同义的那里葬着谋逆之人。
              感谢@KUSUNOKI_SIAKI 部分用词有参照这位大人的译文。


              IP属地:广东12楼2013-05-12 20:37
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                @蕾伊妮 妮子这里有你感兴趣的东西,快来加精!


                13楼2013-05-12 22:30
                回复
                  这么长的都译出来了,了不起啊


                  IP属地:广东14楼2013-05-13 14:38
                  回复
                    大元篇我没有听完…因为还是受不了六太太激动的声音…


                    来自手机贴吧15楼2013-05-13 15:00
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                      啊亲辛苦了!!
                      ……喂六太在你家主上面前毫不掩饰对更夜的爱【不对】真的大丈夫?
                      话说东西的drama一直没有翻译还是很怨念啊……


                      IP属地:辽宁16楼2013-05-14 13:45
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                        原来成为天仙名字就要从地仙薄上消失,能不能理解成天仙属于天界,不归人间管


                        IP属地:贵州来自手机贴吧17楼2013-05-14 15:16
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                          楼主辛苦了!非常感谢翻译啊~珠晶跟犬狼真君都是个人特别喜欢的角色,看到小说这段的时候还激动的从床上跳了起来,我去找找drama-口-


                          18楼2013-05-16 11:36
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                            供麒在那天之前一直没有感觉到王气吗?证明是天帝从那天才选珠晶为王的吗


                            IP属地:天津19楼2013-05-16 21:18
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