尚隆:长い话を闻かせてしまったなぁ、阳子。
阳子:いいえ、ありがとうございました。楽俊のことも。
尚隆:言っておくが、そのまま庆国にくれてあるわけではないぞ。そちらに留学させるのは、せいぜい半年だ。雁の学生たちが油断すると困る。
楽俊:と、とんでもねぇ。
尚隆:さて、もう帰ったほうがよい。
六太:お前も一绪に戻るんだよ。
尚隆:俺はもう少しここにいる。
(阳子:雁国にある宵山の中腹、そこには五百年近い昔、延王に反旗を翻した、谋反人に墓があった。延王は彼をもう一人の自分だと言った。天意を信じられず、かといって自分をも信じられず、愚かにちった一人の男。延王とはまるで违うように思えたのに。そのとき私はまだ闻いていなかったことに思いだった。)
阳子:延台甫。
六太:うん?
阳子:その后、お会いになられたのですか。
六太:阳子…
尚隆:更夜…か。
阳子:差し出がましいを闻きました。ただ雁はもう妖魔に袭われることもない国になってひさし、ならばと…
六太:あぁ…うん。そうなんだけどなぁ。
阳子:延台甫?
六太:あれは、元州のことがあって、五十年后のことだなぁ。
(十二国记――大元篇)
六太:尚隆~~~!尚隆!尚~隆!
尚隆:勘弁…しろ…
六太:とっくに日は高い!起きろ!
尚隆:お前は何时から无谋や猪突になった。
六太:その酒でにごった目で、これを见ろ、ほら!
尚隆:あっ!颜に【おいすっくるは】。何だ、これ。
六太:仙籍簿だ。
尚隆:仙籍簿?そんなもの気軽い持って歩くな。
六太:俺の颜が気軽くみえるか、尚隆!
尚隆:…分かった。なんだというんか
六太:更夜の名前がない。
尚隆:更夜?元州の射士だった男だなぁ。天犬をつれていた。
六太:あいつは、元州で仙籍に入り、以来籍をそのままにしていた。覚えてるなぁ。
(尚隆:お前とその妖魔に住む场所を与えよう。
更夜:どんな赘沢が牢狱?银の格子の槛だろうか。
尚隆:妖魔に袭われることはない国だ。
六太:尚隆…
尚隆:人は妖魔を疎むのは、妖魔が人を袭うから。国の复兴がなり、自然の理が整いなら、妖魔に袭われることもなくなる。そうなれば人はお前の养い亲であるこの妖魔を恐れたりしない。
更夜:は…
尚隆:お前の仙籍も剥夺せぬ。时间をくれ。必ずお前たちが追われることのない土地をやろう。
更夜:そんな世が本当に来るだろうか…?
尚隆:そのために俺はあるのだ、更夜。
更夜:行こう、ろくた。
六太:更夜!
更夜:ろくたがいるから、俺は黄海で生きていける。黄海で雁がそん国になるのを待ってる。何时まででも、待っているから。)
六太:お前は约束したんだ。なのに、まだ雁には荒廃があり、妖魔が出る。
尚隆:仕方ないだろう。时はかかるといった。
六太:妖魔だってほしいじゃないだろう!あいつが「ろくた」と呼んでいる天犬がいなくなれば、更夜だって无事ではいられない!妖魔に袭われて、ずたずたにされてしまえば、仙籍に入ってても死ぬんだぞ!
尚隆:死んだ、というのか。
六太:お前が仙籍簿から、あいつの名を外したのでなければなぁ。
尚隆:见落としということもある。
六太:俺が折に触れて、仙籍簿を确かめてた。そこに驳更夜の名を认めて、あいつにまた会えるときのことを思っていたんだ。だが、今朝见てみたら、そこの部分に、ほら、真っ白だ!谁かが书き直したわけにもない。自然に、消えたんだ!
尚隆:…そうか。
六太:あいつは…待っていると…ずっと…待っていると…(泣)
尚隆:すまんな…だが、约束は果たす…必ず。
阳子:いいえ、ありがとうございました。楽俊のことも。
尚隆:言っておくが、そのまま庆国にくれてあるわけではないぞ。そちらに留学させるのは、せいぜい半年だ。雁の学生たちが油断すると困る。
楽俊:と、とんでもねぇ。
尚隆:さて、もう帰ったほうがよい。
六太:お前も一绪に戻るんだよ。
尚隆:俺はもう少しここにいる。
(阳子:雁国にある宵山の中腹、そこには五百年近い昔、延王に反旗を翻した、谋反人に墓があった。延王は彼をもう一人の自分だと言った。天意を信じられず、かといって自分をも信じられず、愚かにちった一人の男。延王とはまるで违うように思えたのに。そのとき私はまだ闻いていなかったことに思いだった。)
阳子:延台甫。
六太:うん?
阳子:その后、お会いになられたのですか。
六太:阳子…
尚隆:更夜…か。
阳子:差し出がましいを闻きました。ただ雁はもう妖魔に袭われることもない国になってひさし、ならばと…
六太:あぁ…うん。そうなんだけどなぁ。
阳子:延台甫?
六太:あれは、元州のことがあって、五十年后のことだなぁ。
(十二国记――大元篇)
六太:尚隆~~~!尚隆!尚~隆!
尚隆:勘弁…しろ…
六太:とっくに日は高い!起きろ!
尚隆:お前は何时から无谋や猪突になった。
六太:その酒でにごった目で、これを见ろ、ほら!
尚隆:あっ!颜に【おいすっくるは】。何だ、これ。
六太:仙籍簿だ。
尚隆:仙籍簿?そんなもの気軽い持って歩くな。
六太:俺の颜が気軽くみえるか、尚隆!
尚隆:…分かった。なんだというんか
六太:更夜の名前がない。
尚隆:更夜?元州の射士だった男だなぁ。天犬をつれていた。
六太:あいつは、元州で仙籍に入り、以来籍をそのままにしていた。覚えてるなぁ。
(尚隆:お前とその妖魔に住む场所を与えよう。
更夜:どんな赘沢が牢狱?银の格子の槛だろうか。
尚隆:妖魔に袭われることはない国だ。
六太:尚隆…
尚隆:人は妖魔を疎むのは、妖魔が人を袭うから。国の复兴がなり、自然の理が整いなら、妖魔に袭われることもなくなる。そうなれば人はお前の养い亲であるこの妖魔を恐れたりしない。
更夜:は…
尚隆:お前の仙籍も剥夺せぬ。时间をくれ。必ずお前たちが追われることのない土地をやろう。
更夜:そんな世が本当に来るだろうか…?
尚隆:そのために俺はあるのだ、更夜。
更夜:行こう、ろくた。
六太:更夜!
更夜:ろくたがいるから、俺は黄海で生きていける。黄海で雁がそん国になるのを待ってる。何时まででも、待っているから。)
六太:お前は约束したんだ。なのに、まだ雁には荒廃があり、妖魔が出る。
尚隆:仕方ないだろう。时はかかるといった。
六太:妖魔だってほしいじゃないだろう!あいつが「ろくた」と呼んでいる天犬がいなくなれば、更夜だって无事ではいられない!妖魔に袭われて、ずたずたにされてしまえば、仙籍に入ってても死ぬんだぞ!
尚隆:死んだ、というのか。
六太:お前が仙籍簿から、あいつの名を外したのでなければなぁ。
尚隆:见落としということもある。
六太:俺が折に触れて、仙籍簿を确かめてた。そこに驳更夜の名を认めて、あいつにまた会えるときのことを思っていたんだ。だが、今朝见てみたら、そこの部分に、ほら、真っ白だ!谁かが书き直したわけにもない。自然に、消えたんだ!
尚隆:…そうか。
六太:あいつは…待っていると…ずっと…待っていると…(泣)
尚隆:すまんな…だが、约束は果たす…必ず。