【照片在下方】内モンゴル付近でも、このような蒙古犬が飼われていました。関谷獣医少佐撮影
大型の狗は満洲犬や蒙古犬に分けられ、人里で暮らすものと、群れで原野を徘徊して死肉を漁るものがいました。
日露戦争当時から、戦場の負傷兵や従軍記者が狗の群に度々襲われています。
満洲事変の頃、狗の群れに襲撃された歩哨が発砲、それを敵の夜襲と勘違いした日本軍部隊が銃撃戦を始めたという珍事もありました。
歩校軍用犬班出身者や関東軍軍犬育成所が狗の軍用化テストを試みていますが、余りに凶暴な為、いずれも中止されています(但し、満洲国軍ではシェパードの代わりに狗を使っていたり、地元住民が匪賊対策の番犬として飼育していた記録はあります)。

