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#完结访谈

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萩原:最初はイラストレーターをしていて、コミティアの出張マンガ編集部にイラストの持ち込みをしたんです。そこで集英社の編集さんに、「漫画の作画をしませんか?」と言われたのがきっかけです。それまで「漫画家になりたい」と思ったことはまったくなくて……本当に、その時たまたま原作があって、作画ができる人を探していて、そこに私がやってきた感じです。それで、「まあ、試しにやってみよう」と思って始めました。
小見山:やってみてどうでした?
萩原:最初是做插画家的,给comitia的出差漫画编辑部带去了插画。于是我问集英社的编辑:“要不要为漫画作画?”的契机。在那之前完全没有想过“想成为漫画家”……真的,那个时候正好有原作,正在寻找会作画的人,那里我来了的感觉。于是,我就想“哎呀,试试看吧”,于是就开始了。
小见山:试试看怎么样?


IP属地:上海1楼2020-12-26 16:02回复
    萩原:それがもう、めっちゃしんどくて。泣きながら描いていました(笑)。漫画の描き方も知らなかったですし、コマをどうやって割るのかもわからなくて。本当に、突然漫画業界に入ってしまった感じなんです(笑)。でも、描いているうちに面白くなっていって、「自分でも(作画だけでなく)描いてみようかな」と思い始めて……『バイバイ人類』(原作:渡辺恒造 集英社刊)が終わった時に「次はネームから描こう」と思ったんです。
    ──しんどい思いをしながらも、漫画を続けようと思ったのはなぜです?
    萩原:那就太累人了。一边哭一边画着(笑)。我不知道漫画的画法,也不知道怎么把画幅分割开。真的,是突然进入了漫画业界的感觉(笑)。但是,画着画着就变得有趣了,开始想“自己(不只是作画)也画一下吧”……《拜拜人类》(原作:渡边恒造集英社出版)结束的时候想“接下来从名字开始画吧”。
    ——一边经历着痛苦,一边还想继续漫画的原因是什么?


    IP属地:上海2楼2020-12-26 16:06
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      萩原:イラストは「こういう画を描いてください」っていう、クライアントありきの仕事なんですよね。それが私にはたぶん、向いてなかったんだと思います。企画の段階から「こういうほうがいいと思います」とかって口を出しちゃうタイプだったので……。実際に漫画に関わるようになって、「こっちのほうが自分で全体をコントロールできるんだ」とわかったので、「次はもっと自分でコントロールしてみたい」と、話作りからやろうという気持ちになりました。
      ──小見山さんとはどのように出会ったのでしょうか?
      萩原:插画是“请这样画”的客户常有的工作。我想那个大概不适合我。从企划的阶段开始就会脱口而出“我觉得这样比较好”……。实际接触漫画之后,我明白了“这方面自己可以控制整体”,于是就产生了“下次想要自己控制更多”的想法,想要从故事创作开始。
      ——您是怎么认识小见山的呢?


      IP属地:上海3楼2020-12-26 16:08
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        小見山:萩原さんって、すごく音楽が好きなんですよ。で、ライブハウスを運営しているお知り合いがいて、そのライブハウスの常連に僕の先輩がいたんです。僕が「週刊少年マガジン」にいた時の先輩編集者で。
        萩原:ちょうどその頃、私は「自分の作品を描きたい」と思って出版社を探していて、「じゃあ、漫画編集を紹介してあげる」ということになって。
        小見山:それで、先輩編集者が僕に繋いでくれたという経緯ですね。
        小见山:萩原先生非常喜欢音乐。我有个朋友经营一家live house,那家live house的常客是我的前辈。是我在《周刊少年杂志》时的前辈编辑。
        萩原:那个时候,我想“画自己的作品”,正在找出版社,说“那我来介绍漫画编辑吧”。
        小见山:所以,前辈编辑联系了我。


        IP属地:上海4楼2020-12-26 16:11
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          ──最初はどんなやり取りをされたのでしょうか?
          小見山:萩原さんが1本ネームを持って、講談社に来てくださいました。結果的にそれは企画にならなかったんですが、そこからいろいろとやり取りをするうちに、また3つぐらい企画をいただいて、その中のひとつが『娘の友達』のプロトタイプ的な感じだったと思います。萩原さんとのやり取りの中で「面白いな」と思ったのが、プロトタイプをもとに打ち合わせを始めた頃に、「この中のどの曲が一番イメージに近いですか?」と、YouTubeのURLが送られてきて。4バンド分ぐらいの曲の動画が。
          萩原:それはめちゃくちゃ覚えています(笑)。小見山さんも音楽が好きだったので、そうやってやり取りするほうが説明しやすいかなと思って。ロックの中でも、ハードなのか、メロウなバラードっぽいものなのか、みたいなのがありますし。そういう抽象的な印象で伝えてもらったほうが雰囲気が掴みやすいんです。
          小見山:送られてきたのは、なかなかマニアックなバンドの曲でしたよね(笑)。
          萩原:ポップな感じか、シリアスな感じなのか。シリアスでやるんだったら、どのくらいシリアスなのかっていうイメージがあまり固まっていなかったので、小見山さんの好みも探りながら、イメージをすり合わせていきました。 小見山さんの選んだ曲が、あんまりかっこつけてない、ストレートに泥臭くてアツい感情のイメージだったので、「あ、そういう感じなんだ」と思いましたね。それによって、例えばヒロインとの出会い方もオシャレなバーで出会うとかじゃないなって考えたりしました。
          ——最初是怎样交流的呢?
          小见山:萩原先生带着一个笔名来到了讲谈社。结果那个没能成为企划,从那里经过各种交涉,又得到了3个左右的企划,其中一个是《女儿的朋友》的原型感觉。在与萩原的交流中,我觉得“很有趣”的是,在以原型为基础开始商谈的时候,“这里面哪首曲子最接近你的印象呢?”, YouTube的URL发送过来。4个乐队左右的曲子的视频。
          萩原:这个我记得一塌糊涂(笑)。小见山也喜欢音乐,所以我觉得这样交流比较好说明。在摇滚中,也有那种是硬的,还是旋律般的叙事曲。用这种抽象的印象传达的话,气氛就容易抓住。
          小见山:送来的,是相当狂热的乐队的曲子吧(笑)。
          萩原:是流行的感觉,还是严肃的感觉?如果要严肃地做的话,有多严肃的印象不太固定,所以一边试探小见山的喜好,一边磨合印象。小见山先生选择的曲子,不太帅,直接泥泞的感情的印象,想“啊,是那样的感觉”。因此,例如和女主人公的相遇方式也不是在时尚的酒吧相遇之类的考虑了。


          IP属地:上海5楼2020-12-26 16:15
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            ──そうやって固めたイメージに関して、「いや、もっとこっちのほうがいい」みたいな議論はなかったのでしょうか?
            小見山:その時点ではなかったです。実のところ僕は僕で、この作品を担当する指針として「あのドラマみたいな感じ」とかってイメージを持っていたりするんですが、それを萩原さんにあんまり言わないようにしていて。
            萩原:え!? そうなんですか?
            小見山:伝えることで“萩原あさ美の純度”が薄まるのが嫌なんです。自分は自分ができる範疇の中で舵をとればいいやと思っているので。僕の中にもイメージはありますが、萩原さんの思い描くイメージとは違う可能性もありますしね(笑)。
            萩原:たしかに、それはありますね。
            小見山:そして、案外それでいい気がしてるんです。
            ——关于这样固定的印象,有没有“不,这个更好”这样的议论呢?
            小见山:不是那个时候。实际上我是我,作为负责这部作品的指针,我有“那种电视剧的感觉”之类的印象,但我不怎么跟萩原说。
            萩原:啊!?是这样吗?
            小见山:我不喜欢因为传达而淡化了“萩原绫美纯度”。因为我觉得只要在自己力所能及的范围内掌舵就可以了。虽然在我心中也有印象,但也有可能和萩原先生想象的印象不同(笑)。
            萩原:确实是这样。
            小见山:而且,我觉得这样也挺好的。


            IP属地:上海6楼2020-12-26 16:19
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              ──小見山さんから見た“萩原さんが描きたいもの”とは何だったのでしょうか?
              小見山:うーん……人間の「陰」の部分というか……。一番最初に萩原さんにお会いした時に、「なにかしらの条件がいろいろと重なったら、極論、不倫ってアリだと思いますか?」と聞いたんです。
              萩原:覚えています。
              小見山:その時に、萩原さんが「いろんな条件が重なったら、それは否定できないかもしれない」とおっしゃったんです。僕としては、その問いを投げかけることで……インモラルな題材を描く際に、それがただの「エロ」になるのか、それともそこに文学性が乗っかってくるのかを見極めようとしたのかもしれませんが、萩原さんの答えを聞いて、「テーマ性や文学性をきちんと描きたい方なんだな」って思えたんです。
              萩原:私はまったく無自覚で、「あ、こうやって舵をとってくれるんだ。編集者ってすごいなあ」っていう感じでした(笑)。
              引きこもりだった過去。「親も大変だっただろうな」という思いから始まった『娘の友達』
              ——小见山先生眼中的“萩原先生想画的东西”是什么呢?
              小见山:嗯……可以说是人类的“阴”部分……。第一次见到萩原的时候,我问他:“如果各种各样的条件叠加在一起,极端地说,你认为会有外遇吗?”我听说了。
              萩原:我记得。
              小见山:当时萩原先生说:“如果各种条件叠加在一起,那可能是不可否认的。”作为我,通过抛出这个问题……种植道德题材的画时,它只是“色情”,还是在那里成为文学性扑救的想看清了或许,萩原先生的回答后,“想好好描绘性和文学主题啊”了。
              萩原:我完全不自觉地觉得“啊,能这样掌舵,编辑真是厉害啊”(笑)。
              家里蹲的过去。“父母也很辛苦吧”的想法开始的《女儿的朋友》


              IP属地:上海7楼2020-12-26 16:20
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                ──そもそも『娘の友達』の発想の取っ掛かりとなったところはどこだったのでしょうか?
                萩原:私がもともと引きこもりだったんですね。それで、「親は大変だっただろうな」っていう想像が一番最初にあって。父は私に何も言わなかったけど、「当時はどんな苦労をしていたんだろう?」っていうのが知りたかったのと、「お父さんも幸せになって」と思って描き始めた感じですね(笑)。
                (1話より)
                ——《女儿的朋友》的灵感来源于哪里呢?
                萩原:我本来就是家里蹲。于是,我第一个想到的就是“父母一定很辛苦吧”。父亲什么也没对我说,“当时吃了什么苦呢?”这样的想知道,和想“爸爸也要幸福”开始画的感觉呢(笑)。
                (比第1话)


                IP属地:上海8楼2020-12-26 16:23
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                  ──連載時、特に意識したことはありますか?
                  萩原:「リアリティをちゃんと出そう」と考えていた気がします。ネームのリアリティは編集さんも見てくれますが、画もできるだけ写実的に描こうと。読者さんが読んでいて、本当に存在している人のように見えることを意識していたというか……古都ちゃんって漫画絵で表現される美少女にしては、たぶん若干足が太いんですよね(笑)。そういうところは大事なんじゃないかと思うんです。
                  (3話より)
                  ——连载的时候,有特别注意的事情吗?
                  萩原:我觉得我一直在考虑“要好好表现出现实感”。虽然编辑也会看名字的真实性,但是画也尽量写实。也就是说,他意识到读者们读了之后,会觉得他是一个真正存在的人……古都酱作为漫画画中表现出来的美少女,大概腿有点粗吧(笑)。我觉得这一点很重要。
                  (比较第三话)


                  IP属地:上海9楼2020-12-26 16:24
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                    小见山:顺便说一下,古都君在漫画角色的立场上是敌人角色。
                    萩原:什么??
                    小见山:不知道你在想什么。在知道敌人在想什么的瞬间,底气就会变浅,看起来很脆弱……所以古都君的心声一个也没有加入,就是这样执着地做着吧。
                    萩原:原来是这样……(笑)
                    小见山:回到作画的真实感,例如……美也离家出走,晃介在涩谷到处跑的场景,东北漫画咖啡店的场景,萩原一定会去采访,拍下照片,以此为基础画出来。作为在意进行的担当,“街道是虚构的也好~ !”这样想(笑)。
                    萩原:哈哈哈!
                    小见山:即使进度多少有些慢,一定要去取材,用自己的眼睛看,拍成照片,把背景弄起来,这是很厉害的,这样的作画对真实感的执着,我想是顶级厉害的。
                    萩原:我特别在意“从这条路到这里去不了吧”(笑)。
                    小见山:我觉得“总觉得也没关系”(笑)。我觉得在这一点上绝对拘泥,取得整合性的厉害。
                    萩原:自己不确认的话是无法接受的,说到底,从作画的效率上来说,我觉得这样比较好。《女儿的朋友》有很多夜晚的场景,从自由素材中寻找背景图像也很困难。因为大厦街的描写也很多,所以比起向助手一一说明“这里的电线杆是这样的吧”,给他看照片说“看,这里有电线杆”会更快。
                    (31话)


                    IP属地:上海10楼2020-12-26 16:25
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                      ──打ち合わせではどんなやり取りをされるのでしょうか?
                      萩原:私はもう、とにかく教えを乞う感じです。って……5点くらいの答えですね(笑)。
                      小見山:(笑)。『娘の友達』は“凝りに凝ったストーリーを楽しんでもらう”みたいな作品ではないと思っているんです。だからこそ、特に引き延ばしも巻きもせず、7巻完結という長くも短くもない尺になっているんですが……ストーリーで読者の方たちを振り回そうと思ってなくて、どちらかというとキャラクターの感情の整合性をしっかりとることが大事な漫画なんですよね。彼らの感情について、7巻にわたって芯を通したまま終わりたい。それが美しいという感覚が萩原さんにも僕にもあるので、「この巻はなんとなくこんな感じの話になりますよね」と、まずは1巻分の話の筋を決めたら、あとはずっとキャラの話をしてましたよね。
                      萩原:そうです。そうです。
                      小見山:「この瞬間、古都ちゃんにとっての晃介の株は、前巻よりもちょっと上がってるんですかね?」とか「いまこの瞬間って、古都ちゃんは晃介のことをちょっと嫌いになりましたよね」みたいな、「キャラクターがその時、何を考えているか」というのをひたすらすり合わせていきました。例えば、第3話で初めて晃介と古都ちゃんが待ち合わせして、ファミレスで話すシーンがあるんですけど、その時に晃介が、「甘いもの好きだろ、女子高生って」って言うんですよね。これって実は、古都ちゃんの中で晃介の株がめちゃくちゃ下がった瞬間なんですよね。
                      小見山:「女子高生は甘いものが好き」っていう決めつけが入っていて、晃介のダメなところが出ているシーンなんです。そういう部分を萩原さんはすごくこだわって描かれるんです。
                      萩原:あ~、そうなんだ。自分じゃわからないですよね(笑)。私は単に、自分がイラっとするタイプの男の人感を、最初に出しておきたくて。たしかにあのセリフは「大事なセリフです」って、わざわざ伝えましたよね?
                      小見山:そうですね。すごい印象的でした。「あの時のふたりの関係値がスタートラインだとしたら、この巻ではどれぐらいの位置にいるんだろう」っていうのを、ずっとすり合わせていた印象です。
                      萩原:意識してやっていたわけではないけど、いま考えると、そういう細かいことをやったおかげで“女性作家が描いている男性感”みたいなのが出たかなっていうのは感じます。でも……私は完全に古都ちゃんの気持ちを通して描いていたので、主人公の気持ちがわからなかったですね。男の人の気持ちは難しすぎて、描くのがすごく大変でした。毎回、小見山さんの教えを乞いながらでしたね(笑)。
                      小見山:僕は萩原さんの純度をできるだけ生絞りで入れようと思っていて……打ち合わせでの会話もすごく面白いんです。萩原さんがふと「恋人が崖から落ちそうになっていたら、どうします?」って聞くんです。その恋人っていうのは、昨晩ケンカしたかなんかで(笑)。そういうニュアンスがある恋人が、目の前で落ちそうになっていると。「そりゃ助けますよ」って僕は答えたんですが、萩原さんは「女は意外と突き落とすんですよ」みたいなことをおっしゃるんです(笑)。
                      萩原:ははは! そんなひどいことを言うなんて! 風評被害です(笑)。
                      小見山:言いましたよ(笑)。そこで「え!?」って感じた僕自身の体験が、まさしく読者にも体験してほしいもので。そういった萩原さんの面白い感覚を、できるだけ作品に入れようと思いながら打ち合わせしてました。 僕はずっと、晃介はまっすぐ古都ちゃんを愛している真摯なキャラクターだと思っていたんです。でも、第53話で駅のホームから電話してきた古都ちゃんに、「晃介さんの態度がすごく嫌だったんです」って言われてしまって。「えー!? まじで!?」って、僕も思いましたから。
                      (53話より)
                      萩原:ははは!
                      小見山:でも、思い返すと……僕が晃介のことを「めちゃくちゃ真摯に古都ちゃんのことを好きじゃないですか」って言うと、萩原さんはすごく不満そうにされていたんですよね(笑)。そのすれ違いが僕は面白くて。特に男性読者の中には、僕と同じような感覚で読んでいる方も多いと思うので、そういった“すれ違い”みたいなものが、うまくストーリーに落とし込めているんじゃないかと思っています。
                      ホラー漫画のつもりで描いてなかったから、「怖い」と言われてショックだった
                      ——在商谈中会有怎样的对话呢?
                      萩原:我已经有了求教的感觉。……5分左右的回答呢(笑)。
                      小见山:(笑)。我认为《女儿的朋友》并不是“让人享受精心构思的故事”那样的作品。正因为如此,才没有特别拉长也没有特别卷,变成了7卷完结这一既不长也不短的长度……没有想要用故事来打动读者,总的说来是好好把握角色感情的整合性是很重要的漫画。关于他们的感情,想贯穿7卷的核心结束。萩原先生和我都有这样美好的感觉,“这一卷总觉得是这样的故事吧”,首先决定了第一卷的故事情节,之后就一直在说角色的事。
                      萩原:是的。是的。
                      小见山:“这一瞬间,对古都来说晃介的股票,比前一卷稍微上涨了吧?”或是“现在这个瞬间,古都酱有点讨厌晃介了吧”之类的,“角色在那个时候,在想什么”之类的,一个劲地磨合着。比如说,第3集中晃介和古都初次见面,在家庭餐厅聊天的场景,那个时候晃介说:“喜欢甜食吧,女高中生。”这其实是晃介的股票在古都中跌得一塌糊涂的瞬间。
                      小见山:有“女高中生喜欢甜食”这样的断言,晃介的缺点也暴露出来了。萩原先生非常执着地描写了这样的部分。
                      萩原:啊,是吗?自己不知道吧(笑)。我只是想一开始就表现出自己那种让人着急的类型的男人的感觉。确实,那句台词是“很重要的台词”,你不是特意告诉他了吗?
                      小见山:是啊。令人印象深刻。“如果当时两个人的关系值是起跑线的话,在这一卷中会处于怎样的位置呢?”这是我一直在磨合的印象。
                      萩原:虽然不是有意识地去做的,但是现在想想,正是因为做了这些细节,才会出现“女作家描写的男性感”那样的东西。但是……我完全是通过古都酱的心情来描写的,所以不知道主人公的心情。男人的心情太难了,描绘起来非常困难。每次都是边乞求小见山先生的教导边做的呢(笑)。
                      小见山:我想尽量把萩原先生的纯度用生榨的方式加入进去……碰头会的对话也非常有趣。萩原突然问道:“如果你的恋人快要从悬崖上掉下来,你会怎么做?”这样问。那个恋人,昨晚是不是吵架了(笑)。有这种感觉的恋人,在眼前快要掉下来的时候。我回答说:“那当然会救你的。”但萩原说:“女人是意外摔下去的。”(笑)
                      萩原:哈哈哈!说了那么过分的话!是风评受害(笑)。
                      小见山:我说了哦(笑)。于是“啊? !”这样的我自己的体验,正是希望读者也能体验的东西。为了尽可能地将萩原的这种有趣的感觉融入作品中,我们进行了讨论。我一直认为晃介是一个爱着古都的真挚的角色。但是,在第53话的时候,古都在车站的月台上给我打电话,对我说“晃介的态度非常讨厌”。“啊? !真的? !”我也这么想。
                      (摘自53话)
                      萩原:哈哈哈!
                      小见山:但是,回想起来……我对晃介说:“你不是非常真挚地喜欢古都吗?”萩原一脸不满的样子(笑)。这种交错让我觉得有趣。特别是在男性读者中,我想有很多人都和我有同样的感觉,所以我认为,这种“擦肩而过”的感觉,很好地融入了故事之中。
                      我并没有把它当成恐怖漫画来画,所以听到别人说“很恐怖”,我很震惊


                      IP属地:上海11楼2020-12-26 16:31
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                        ──連載開始直後から反響も大きかったと思いますが、読者の意見で意外だったものはありましたか?
                        萩原:私はまったくホラー漫画のつもりで描いてはいなかったので、「怖い」という声が多かったことに、めちゃくちゃショックを受けました。「え? そんなに怖い? ごめんなさい」って(笑)。
                        小見山:「“ホラー”とまで言われてしまうんだ」っていうのは、僕もたしかに想定外でしたが、「怖い」っていう感覚はわからないわけでもなく……。
                        萩原:いつからそれに気づいていたんですか?
                        小見山:第1話からです。
                        萩原:え、マジで!?
                        小見山:例えば、僕は『火の鳥』も怖くて。なぜかというと、生殺与奪を握られている感じがするからなんです。そういう意味では晃介も、古都ちゃんに生殺与奪を握られている感じがあるので、「怖い」という反応はあるだろうと思っていました。
                        萩原:そうなんだ……私は初めて話作りからやるっていうことで、先のことを全然想像できないまま描いていたようなところもあって。私の中では古都ちゃんの性格って、最初から一貫しているんです。そんな古都ちゃんの「どこを出すか」に集中していたから、出したことで、読んでる人にどう思われるのかっていうのはまったく想像できていなかったんでしょうね。
                        小見山:とはいえ、描き手の意識を超えて読者がどう読むかっていうのは、漫画の醍醐味じゃないですか。
                        萩原:そうですね。とにかく、楽しんで読んでくださっているのは「よかったなあ」って感じです。それはとっても嬉しいです。
                        ——我想从连载开始不久反响就很大,读者的意见中有让你意外的东西吗?
                        萩原:我完全没有把它当成恐怖漫画来画,所以听到很多人说“很恐怖”,我受到了很大的打击。“啊?那么可怕?对不起”(笑)。
                        小见山:“甚至会被说成‘恐怖’”,这确实是我意料之外的,但“恐怖”的感觉也不是不明白……。
                        萩原:你是从什么时候开始注意到的呢?
                        小见山:从第1话开始。
                        萩原:啊,真的!?
                        小见山:比如说,我害怕《火鸟》。为什么这么说呢,因为有生杀予夺的感觉。从这个意义上来说,晃介也有一种被古都握着生杀予夺的感觉,所以我想肯定会有“害怕”的反应。
                        萩原:是这样啊……因为我是第一次从编故事开始,所以也有完全无法想象未来的事情就这样描写的地方。在我心中,古都君的性格,从一开始就是一贯的。因为我把精力集中在古都酱的“出哪里”上,所以完全想象不到出了之后,读的人会怎么想吧。
                        小见山:话虽如此,超越画者意识的读者怎么读,不就是漫画的妙趣吗?
                        萩原:是啊。总而言之,您能乐在其中地阅读,我觉得“真好”。那个非常高兴。


                        IP属地:上海12楼2020-12-26 16:32
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                          ──萩原さんの中では、最初から物語の結末は決まっていたのでしょうか?
                          萩原:私の中では決まっていなかったんですけど、後から考えると、どうやら決まっていたんですね。って、これまた5点の回答ですよね(笑)。補足していただければ……。
                          小見山:企画の段階では、萩原さんも結末は決めていなかったと思います。でも、たしか2巻か3巻ぐらいの内容を打ち合わせている段階で、「ラストシーンはこんな感じがいいですよね」っていうお話は出ていたと思うんですよ。
                          萩原:そうですね。
                          小見山:「晃介と古都ちゃんが付き合うのか・付き合わないのか」みたいな単純な二択になるのは、僕は漫画として不健全だと思ったんです。そもそも、そこを描きたい漫画でもないですから。じゃあ、なにをクライマックスにするかと言った時に「やっぱり古都ちゃんとお母さんの関係だよね」と。古都ちゃんとお母さんが相対して、お互いにきちんと向き合う。これまで心の声をまったく発していなかった古都ちゃんが、その時初めて本音を言えるっていう、そのシーンをクライマックスにしましょうと……。結果的には、その後にエピローグ的な回も2話つきましたが。
                          萩原:そうでした(笑)。そういう話をしました。「主人公のサラリーマンと女子高生が一緒にいた時に、どういう化学反応を起こすんだろう?」って想像がつかないなか、「まあ、なんとかなるでしょ」と思いながら描き始めた部分もありましたが、結局は古都ちゃんのこと、晃介のことを、ちゃんと描いてあげればいいんだって気付いた感じですね。
                          (59話より)
                          小見山:作品自体のテーマとして、よく萩原さんと話していたのは「世の中って、白か黒か、ゼロか100かで語れるものは少なくて、基本的には全部グラデーションの中にあるんじゃないか」みたいなことだったんです。それを7巻通して描きながら、ストーリーとしての落としどころを探っていった感じでした。
                          萩原:それに付け加えて……個人的には、“相手のわからなさ”みたいなものを考えながら『娘の友達』を描いていたように思います。実生活でも私はそういうところがあるんですよね。お気づきとは思いますが、喋るのは5点ですし(笑)、人に思ったことをうまく伝えられない。人が何を言っているのかもよくわからないと感じることがよくあって、うまく人付き合いができないタイプなんです。その難しさを、『娘の友達』を描くことによって、もう少しわかりたいっていう気持ちで描いていたので……個人的には、「古都ちゃん側から見た、人付き合いの仕方ってどうなんだろう?」みたいな気持ちで描いていたかもしれません。
                          「最終回を読んでどう感じたのかを、ぜひ教えていただきたいです」
                          ——在萩原先生的心中,故事的结局从一开始就已经决定了吗?
                          萩原:我心里还没有决定,后来想想,好像已经决定了。,这又是5分的回答吧(笑)。请补充一下……。
                          小见山:在企划阶段,我想萩原先生也没有决定结局。但是,我记得在讨论第2卷第3卷的内容的时候,已经有人说“最后的场景是这样的感觉很好吧”。
                          萩原:是啊。
                          小见山:像“晃介和古都交往还是不交往”这样单纯的二选一,我认为作为漫画是不健全的。本来就不是我想画的漫画。当我说要把什么作为高潮的时候,他说:“还是古都和母亲的关系吧。”古都和母亲相对,彼此好好地面对。到现在为止完全没有吐露心声的古都酱,在那个时候第一次说出真心话,把那个场面作为高潮吧……。从结果上看,之后也有两集结尾。
                          萩原:是的(笑)。我说了这样的话。“主人公上班族和女高中生在一起的时候,会产生怎样的化学反应呢?”在这样的想象中,一边想着“嗯,总有办法的吧”一边开始画的部分,结果发现只要好好画古都酱、晃介就好了。
                          (59话)
                          小见山:作为作品本身的主题,我经常和萩原先生说:“这个世界上,能用白或黑、用零或100来表达的东西很少,基本上都是在渐变中。”感觉是一边通过第7卷来描绘它,一边寻找作为故事的落点。
                          萩原:还有……就我个人而言,我是一边考虑“不了解对方”之类的东西一边描写《女儿的朋友》的。现实生活中我也有这样的地方。我想大家应该已经注意到了,说话只占5分(笑),不能很好地向别人传达自己的想法。经常感觉不太明白别人在说什么,是不能很好地与人交往的类型。我想通过画《女儿的朋友》,再稍微理解一下这种困难……就我个人而言,“从古都君的角度来看,他的人际交往方式是怎样的呢?”我可能是抱着这样的心情来画的。
                          “看了最后一集之后有什么感想,请务必告诉我。”


                          IP属地:上海13楼2020-12-26 16:34
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                            ──『娘の友達』の連載を通して、なにか得たものはありますか?
                            萩原:ネームを描いていると、ネーム全体に自分の性格が出るので、実生活における自分の苦手なことが明らかになるんです。そのたびに「この言動の意図がちょっとわかりにくい」とかって直してもらって……「客観的に見た自分はこうなんだ」っていうのが本当に浮き彫りになりました。漫画家としてではなく、人として「自分はこう見られているんだ」っていうのを学びました。
                            小見山:『娘の友達』はこれまで担当させていただいた漫画の中でも、かなり反響の大きかった作品なんです。そういった漫画の打ち合わせが、最初から最後まで本当に楽しくできて。そうやって終わることができたのが、すごく幸せだと思いました。毎週毎週、萩原さんと打ち合わせをするのが楽しかったんですよね。
                            萩原:本当に、めっちゃ楽しかった(笑)。
                            小見山:「漫画って、ちゃんと楽しく作ることができて、それがちゃんと売れるんだ。健全な世界なんだな」っていうのを経験させていただけたことが、嬉しかったです。
                            萩原:超健全だったし、びっくりするほど楽しかったですよね。
                            小見山:本当に未熟なんですが……僕は漫画って、どこか大喜利だと思っていたんです。ストーリーをいかにジェットコースターにするかっていう大喜利を毎週しなきゃいけないと思っていて、しんどくて……。でも、『娘の友達』を担当させていただいて、「ストーリーだけじゃなく、キャラクターを人は読むんだ」っていうのが、実感としてわかった感じがあります。
                            ——通过《女儿的朋友》的连载,有什么收获吗?
                            萩原:在画名字的时候,因为名字整体会表现出自己的性格,所以现实生活中自己不擅长的事情会很明显。每次都说“这个言行的意图有点难以理解”,让我修改……“客观地看自己是这样的”这样的想法真的浮现出来了。不是作为漫画家,而是作为人学会了“自己被这样看待”。
                            小见山:《女儿的朋友》是至今为止我所负责的漫画中反响相当大的作品。这样的漫画商谈,从头到尾真的很开心。能够这样结束,我觉得非常幸福。每周都和萩原先生商量,很开心吧。
                            萩原:真的,非常开心(笑)。
                            小见山:“漫画,能好好地快乐地制作,那个好好地卖。健全的世界啊”让我经历了这样的事,很高兴。
                            萩原:超健全的,开心得让人吃惊。
                            小见山:真的是不成熟……我一直认为漫画是大喜利的东西。每周都要做如何把故事变成过山车的大喜利,太累了……。但是,担任《女儿的朋友》之后,我体会到“人不仅要读故事,还要读角色”。


                            IP属地:上海14楼2020-12-26 16:34
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                              ──それでは最後に、読者の方に向けてメッセージを!
                              萩原:いろんな見方ができる最終回なので……連載の最中も「ハッピーエンドにしてください」っていうコメントをたくさんいただいたんですが(笑)、この最終回がハッピーエンドなのかは、読む人次第だなあと思っていて。だからこそ、どう感じたのかをぜひ教えていただきたいです。
                              小見山:それに尽きますね。実は僕、ネットとかでみなさんの感想を読むのが毎週楽しみなんです。だからぜひ、最終回についてもどう思ったのか、みなさんの感想をお聞きしたいですね。
                              ——那么,最后,向读者传达一个信息!
                              萩原:因为是能有各种各样看法的最终回……在连载的过程中也收到了很多“请给我一个圆满的结局”这样的评论(笑),我觉得这个最终回是不是圆满的结局,取决于读的人。正因为如此,请一定要告诉我是怎样的感觉。
                              小见山:那就到最后结束的关头了。其实我每周都很期待在网络上看到大家的感想。所以,关于最终回大家是怎么想的呢,想听听大家的感想。


                              IP属地:上海15楼2020-12-26 16:35
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