沙門天神は、古代インド・ヒンドゥー教で「クベーラ」と呼ばれていた神様がもとになっています。 別名を「ヴァイシュラヴァナ」と言い、これを漢字で表すと「毘舎羅門(びしゃらもん)」に、それがさらに変化して「毘沙門」となりました。 ヴァイシュラヴァナには、「すべてのことをいっさい聞きもらさない知恵のある者」という意味があります。 また、毘沙門天の「天」は天界に住む者の総称である「天部」を指します。 毘沙門天は、古代ヒンドゥー教で金運と福徳の神様だったことを引き継ぎ、日本でも財福の神様として信仰されることがあります。 また、仏教を守るという強いイメージから、戦いや勝利の神様として、鎧を身につけた武将の姿で表現されるようになりました。