登場人物名：
リリネット・ピアニ
種族：人間種　ロール：ヒーラー　タイプ：心
ミスリル級冒険者チーム「四武器」に所属する神官。
匂い立つような色気を放っていて、客の嗜好に
合わせて聖職者の装束に身を包む娼婦の様にも見える。
ローブを押し上げる豊満な双丘に、土神の聖印を
挟み込む姿はいっそ冒涜的と言っても
差し支えないかもしれない程。
なお、出で立ちから受ける印象と、普段ののんびりと
喋る様とは対照的に、本性は鷲の如き鋭い目つきと
口調の実力派冒険者だ。
神官らしくアンデッドに関して深い知識を有し、
人間関係や貴族社会、世情などを見定める洞察力にも
優れており、決して過小評価していい人物ではない。
一部の冒険者たちの中には、そんな彼女へ淡い想いを
寄せる者もいるようだが、彼女のとある特殊な
嗜好故から、まるで相手にされていないらしい。
と言うのも、「まだ熟れてない果実とか涎もんだろ」と
熱く語る程に、彼女が魅力を感じる異性の年齢は低い。
主に十七歳を超えると守備範囲外になるようだ……。
チーム「四武器」のリーダーである女戦士のスカマは、
そんな彼女の様子を時に恥じており、チームの宣伝の
ために染めた白い髪が悪い意味で知れ渡るのはご免だと
思っているとか。
ただし「いい奴だし気も回る」と嗜好以外の人格評価は
決して悪いものではなく、神官としての
彼女の腕も買っているようだ。
スカマの苦悩を知ってか知らでか、
今日も今日とて涎を垂らしそうになりながら
あれこれと考え事をするリリネットの顔は、
どことなくだらしない