[終助]《過去の助動詞「けり」の音変化》形容動詞の終止形、動詞の連用形に付く。なお、形容動詞に付くときは「だっけ」の形をとる。過去のことを詠嘆的に思い返したり、気づいたりする意を表す。→たっけ →だっけ
「今吉めは此の頃橘町へ来たと言っ—が、またよし町へこしたかな」〈洒・妓者呼子鳥〉
[補説]近世の江戸語から用いられた。打ち解けた話し言葉だけに用いられ、下に「ね」「か」などの終助詞を伴うこともある。「け」が動詞の連用形に付く形は、現代語ではほとんど見られない。
「今吉めは此の頃橘町へ来たと言っ—が、またよし町へこしたかな」〈洒・妓者呼子鳥〉
[補説]近世の江戸語から用いられた。打ち解けた話し言葉だけに用いられ、下に「ね」「か」などの終助詞を伴うこともある。「け」が動詞の連用形に付く形は、現代語ではほとんど見られない。