今週の動員ランキングは、山田風太郎のファンタジー小説を役所広司主演で映画化した『八犬伝』(キノフィルムズ)が、初日から3日間で動員12万5700人、興収1億6800万円をあげ初登場1位を飾った。里見家にかけられた呪いを解くため、運命に引き寄せられる若き8人の剣士たちの戦いを描く【虚】パートと、28年もの歳月をかけて「八犬伝」を書き上げた滝沢馬琴の創作の神髄を描いた【実】パートが交錯する物語。監督は曽利文彦、共演は内野聖陽、土屋太鳳、渡邊圭祐、他。2週連続1位だった『室井慎次 敗れざる者』(東宝)は、週末3日間で動員8万9700人、興収1億2900万円を記録し、2位となった。累計成績は動員80万人、興収11億円を突破している。続く『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』(ワーナー)もワンランクダウンで3位となり、週末3日間で動員5万5600人、興収8900万円をあげた。累計成績は動員57万人、興収9億円を超えている。4位には、「週刊少年マガジン」に連載された大ヒットコミックを原作とするTVドラマの続編となる『劇場版ACMA:GAME 最後の鍵』(東宝)が、初日から3日間で動員4万5700人、興収6300万円をあげ初登場。この世のすべてを手にすることができる99本の“悪魔の鍵”を賭けた究極のデスゲームに挑む主人公・織田照朝を引き続き間宮祥太朗が演じ、田中樹、古川琴音、竜星涼らドラマのキャストに加え、新たに金子ノブアキと志田未来も参加している。