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闲利末く罗 弥さめのとこの山岚もあめになりゆく 夜半のさみしさ
「木曽八景 第四回 寝覚夜雨」
■中山道の上松と须原の间に「寝覚めの床」という景胜地がある。白い花岗岩の岩肌が木曽川の流れによって浸食され、屏风岩、亀岩、乌帽子岩などといった呼称を持った个性豊かな奇岩の群れが出来上がっている。
この地が「寝覚め」と呼ばれるようなったのは、意外なことに「浦岛太郎伝说」からなのだ。
竜宫城から帰った浦岛太郎は、孤独を抱えて日本各地をさまよったあげく、この土地の风景の美しさに魅かれて住み着いたらしい。
この世とはかけ离れたような绝景の中にいて、ふと竜宫に暮らした日々のことを思い出してしまったのだろうか、寂しさに耐えかねてついに禁断の玉手箱を开けて「300歳の老人」になってしまった。その时「これまでのことは梦であったか」とつぶやいたことから、「寝覚め」と呼ばれるようになったという。
立ち并ぶ岩々は表面が平らに削られて、ちょうど床を敷き并べたようにも见えるので、「寝覚めの床」という名前になっていったのだろう。
歳三もきっと、この山深い木曽の地に残る不思议な浦岛伝说を胸に描きつつ、「夜半のさみしさ」という言叶を置いたのかもしれない。
旅枕に闻く雨の音は、通り过ぎたことばかりを思い出させるのに一役买ったことだろう。浦岛太郎でなくても、あの日に帰れたら、と思うことはあるに违いないのだから。
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罗衣宿山道 觉醒听夜雨 骤然渗透衣 夜半徒生寂
中山道的上松和须原之间有着“梦醒之床”的景观胜地,白色花岗岩的岩层表面因着曾木河流侵蚀程度的不同,常常有屏风岩、龟岩、帽子岩等极具个性称呼的的奇形怪状的岩石群聚而出。
这块地之所以被称作“睡醒”,说起来还是很意外地来自童话《浦岛太郎传奇》——
从龙宫归来的浦岛太郎孤独地在日本各地徘徊着,因着着土地上美丽风景的魅力所吸引而住了下来。
在这仿若与世隔绝的绝景中住着,太郎忽然就想起了在龙宫住的日子,难不住寂寞打开了严禁打开的玉匣,立刻就变成了300歳的老人。那个时候太郎就是咕哝着“这大概是个梦吧”,因而那块地就被称为“梦醒”。
后来排列的岩层表面被削平了,看着就恰如铺好的床褥一般,大约就是这样有了“梦醒之床”的名字吧。
歳三一定也是在这深山之地、在心中描绘着流传下的不可思议的浦岛传奇,而作下“夜半孤寂”这样的言语的吧。
路途间听着雨的渗透声,歳三只独自想起了过去的回忆吧。虽然自己不是浦岛太郎,若有来日归来的话,也难免不会有这样的想法吧。