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回复:第二部小说,但是是生肉

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64.
いよいよ今月卒業だ。
後少しだ!
俺の苛めは卒業式前日まで続いた。
俺はこの日もいつも通りジムに通った。
明日で最後だ!
「蓮さん!明日で卒業っす!もう準備期間は十分っす!」
蓮さんは俺とスパーリングしながら
「調子に乗んな。お前なんてまだまだ半人前だ。」
蓮さんに比べればね。
だけど俺は強くなったし、これ以上は我慢出来ない。
「まぁ俺が何か言った所でお前は止まらないだろうがな。」
その通りだ。
喧嘩解禁。
これでクリミナルのやつらを潰し始められる。
だけど、その代りこのジムはもう辞めなけらばならない。
ジムに通ったまま喧嘩をしていたら必ず館長にも蓮さんにも迷惑をかける。
これで失敗したら本当に俺の居場所がなくなる。
だけど、それでいいんだ!
俺は館長に辞める意思を伝えてジムを後にした。
帰り間際にジムのみんなが一日早い中学卒業祝いにキャップをくれた。
それが死ぬほど嬉しくて涙が出て来た。
俺、みんなを裏切ろうとしてるのに……。
唯一事情の知っている蓮さんは
「広樹、残り2つの約束は守れよ!」
残り2つ……。
クリミナルが10人以上いる時は手を出すな。
幹部連からは逃げるか蓮さんを呼ぶって事。
俺は黙って頷き、蓮さんと館長を始めとするジム内全ての人に向かって
「短い間でしたけど、本当にありがとうございましたぁぁ!」
そう言って涙ながらにジムを後にした。


IP属地:陕西81楼2017-01-25 13:09
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    65.
    次の日になり俺は家で気合いを入れた。
    今日から俺の人生を変える。
    クリミナルの奴ら覚えていやがれ!
    そして俺は卒業式に臨んだ。
    式中も終始誰かしらの悪戯を受け続けていたが、さすがにこの日はみんな教師の目を盗んで俺に表立って攻撃は出来なかった。
    俺は卒業証書を受け取り一度教室に戻った。
    何だかんだでこれで最後か……。
    3年間の思い出が走馬灯の様に蘇る。
    入学早々大吉と喧嘩した事。
    呪組って馬鹿にする奴をぶっ潰した事。
    先輩達から図書室を奪い取った事。
    生活感の全く違う翔太や聖と何故か仲良くなった事。
    美幸と付き合う事になった事。
    ピースを結成して毎日楽しく過ごした事。
    そしてクリミナルによって全てを奪われた事。
    俺は再度自分の思いに誓いを立てる様に拳に力を込めた。
    すると、
    「おい、広樹!」
    俺に誰かが話しかける。
    いや、声で分かる。3ヶ月ぶりに俺に話しかけて来ても全然分かる。
    俺は振り返り声の主を確認した。
    ……やはり大吉だ。


    IP属地:陕西82楼2017-01-25 13:10
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      66.
      大吉の手には卒業証書が握られていた。
      そしてその後ろには美幸や聖を始めピース全員がいた。
      「今からお前時間あるか?」
      大吉はまるでみんなを代表するかの様に話し出した。
      そうか……今では大吉がリーダーなんだな。
      俺は黙って頷いた。
      大吉は俺を誘導するかのように学校の近くの公園に連れて行った。
      大吉の後ろに集まるピース。
      大吉はみんなに向かって
      「いいか、結果がどうなろうと誰も止めんなよ!」
      何だって言うんだ?
      全く言い予感がしない。
      大吉は今度は俺に向かって話しかけて来る。
      「広樹!今日でやっと中坊を卒業だな。」
      …………。
      「お前とは今まで2回喧嘩して1勝1敗だな。」
      …………。
      「このままどっちが強いか決着も付けないまま卒業なんてお前出来るか?」
      …………。
      やっぱり嫌な予感は的中した。
      「俺はなこいつらにもきちんと認められたいし、お前とも決着をつけなきゃ卒業したとは言えねぇんだよ!」
      つまり俺とタイマンしたいって事だろ?
      何で解禁になった今日友人と喧嘩しなきゃなんねぇんだよ!


      IP属地:陕西83楼2017-01-25 13:10
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        67.
        すると聖が大吉の後ろから
        「別にこいつとタイマンなんかしなくても大吉の事は認めてるよ。」
        と大吉に向かって話しかけた。
        しかし大吉は
        「ありがとな。……でもこいつには負け越してるんだ。どうしても決着を付けたいんだよ!」
        聖は小さく笑って
        「だよな。分かってるよ!」
        そう言って大吉の肩を叩いて他のメンバーのいる所まで下がった。
        大吉の少し後ろにまるで応援するかのようにピースがこっちを見ている。
        大吉は学ランを脱いで指をポキポキ鳴らしだした。
        「広樹!準備はいいか!?」
        いい訳ねぇだろ!
        こっちはお前なんかとやりたくはねぇんだよ!
        俺が戸惑っていると、どこからか噂を聞いた他のグループの不良達が見物に集まり始めた。
        大吉と俺は喧嘩の強さで言ったら、中学の2トップだ。
        いわばこれが頂上決戦となるわけで、みんな興味半分で集まってきている。
        「早くやれぇ!」
        「大吉負けんなよ!」
        「殺せぇぇ!」
        ヤジを飛ばすが、他のグループの奴らまで大吉の味方だ。
        俺には味方がいないのか……。
        すると大吉は
        「まぁそろそろいいだろ?負け越してんのは俺だから、俺から行くぜ!」
        そう言って俺に向かって突進して来た。
        …………まだ心の決心は全く出来ていなかった。


        IP属地:陕西84楼2017-01-25 13:10
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          68.
          大吉は俺に飛びかかってきた。
          俺は即座に後ろに下がる。
          大吉は俺と一緒で格闘技の経験者だ。
          俺の空手に対して柔道だが、小学1年の頃から中1まで続けていたらしい。
          中1になって喧嘩に明け暮れる様になってから辞めてしまったらしいが。
          中2で空手を辞めてしまった俺と似た境遇だ。
          だから大吉に掴まれると命取りになる。
          空手と違って投げ、絞めのある格闘技。
          あれに俺は中1の頃惨敗した。
          元々学年で1番身長の高い大吉は筋肉質でもあり、文字通り柔道男だ。
          捕まったらまず勝てないだろう。
          だから俺は2回目のタイマンの時には大吉に捕まらない様に闘っていた。
          ヒット&アウェイという奴だ。
          だから俺は今も後ろに下がったのだが、それでも反撃する気になれない。
          俺はひたすら大吉の間合いから逃げる様に距離を取った。


          IP属地:陕西85楼2017-01-25 13:12
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            69.
            大吉はそれを勢いよく潰す。
            距離なんて開けさせないと言わんばかりだ。
            「逃げてんじゃねぇぞ!」
            「あいつだせぇな!」
            「大吉、捕まえろよ!」
            ピース以外のグループのヤジがひたすら公園に鳴り響く。
            卒業式の後という事もあってまだ昼間だ。
            一般の人も公園にはいる。
            このまま逃げ続けていたら、きっと教師達がすぐに来る筈だ。
            それまで逃げていたらいい。
            俺には大吉は殴れない。
            去年のタイマンの時とは違う。
            一度友達になった大吉を殴る事なんて出来っこない。
            それを見透かしたかのように大吉は一度足を止め
            「広樹ぃぃぃ!!ふざけんなよ!!!」
            やっぱ怒るよな。
            「こっちは真剣にお前と決着を付けようとしてんだぞ!!逃げてばっかで、反撃もせずにどういうつもりなんだよ!!」
            …………。
            「お前はもうピースでもツレでも何でもないんだ!遠慮しないでかかってこいよ!!」
            胸に大きく響く。
            大吉の今の言葉は、大吉の投げよりもきっと痛い。
            ツレじゃない……。
            分かってる。
            だからこそ俺は強く……。
            俺は拳を強く握り締めた。
            それはクリミナルを思い出したからか、大吉の言葉に反応したからか、もしくは別の理由かは分からない。
            だがこのまま大吉に言われっぱなしなのは仕方ないが、大吉の思いには答えてやりたい。
            それがどんな結末を迎えようとも……。


            IP属地:陕西86楼2017-01-25 13:15
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              70.
              俺は拳を大吉の方へ向けて構えた。
              大吉も俺の戦闘意思に気付き再び構えた。
              「よし!それでこそお前だよ!」
              そう言うと大吉は再び突進して来た。
              大吉のダッシュ力と俺の襟を掴もうとする早さは尋常じゃない。
              早々避けないとすぐに捕まってしまう。
              去年の俺ならな……。
              さっきの攻撃で大吉のスピードは分かっていた。
              早いのには間違いないが、蓮さんはそれの数倍早い。
              クリミナルを潰す為に鍛えた体で、大吉と闘うなんて皮肉な話だ。
              俺は大吉の腕をかわし、カウンター気味に大吉の顔面を殴りつけた。
              185㎝の大吉は大きくその場に倒れ込んだ。
              ヒット&アウェイをするまでもない。
              それだけ俺と大吉に力の差が出来ていた。
              大吉はゆっくり体を起こす。
              そしてそのまま突っ込んで来る。
              大吉には投げられなきゃ負けない。
              俺は大吉より早く間合いを詰めそのまま下段蹴りと上段蹴りで再び大吉を地面に沈めた。
              大吉は今度はゆっくり立ち上がった。ダメージが一気に蓄積されたのだろう。
              次の一撃で完全に鎮める。
              これ以上大吉とやりたくない。
              大吉は再び俺に向かって来る。
              俺は大吉の腕をかわし再びカウンター体勢に入った。
              その時だった。
              「大吉!ガンバレ~!!」
              「そんな最低な奴に負けんなよ!」
              「俺達が付いてるぞ!」
              ピースのメンバーの声だった。
              「広樹なんて潰しちゃえ!」
              今度の声は美幸だった。
              刹那の出来事だが俺の耳にはきちんと聞こえていた。
              俺はカウンターを辞めた。
              大吉はその一瞬を見逃さず俺を掴まえそのまま大きく投げ倒した。
              俺は背中から受け身も取らずに地面に叩きつけられた。
              「がぁあ!!」
              大吉はその俺をそのまま後ろから絞める。
              俺は背中の激痛により呼吸がままならなかった。
              その状態で絞められたらまず力が出ない。
              ……いや力が出ないのは別の理由だ。
              俺には味方がいない。
              それが何より力をなくさせた。


              IP属地:陕西87楼2017-01-25 13:15
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                今天少点,要更一个贴,尽量让另一帖追上进度


                IP属地:陕西88楼2017-01-25 13:17
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                  71.
                  分かっていた事だ。
                  だが美幸の声だけは反応せずにはいられなかった。
                  あの電話以来美幸とは話をしていない。
                  同じクラスなのに一言もだ。
                  あんなに仲が良かったのに……。
                  それに俺は改めて思った。
                  ここにいる全ての人間は誰も俺が勝つ事なんて望んでいない。
                  俺が勝った所で誰も喜ばない。
                  そう思ったら無理をして大吉を殴る気持ちがなくなった。
                  反撃するのが空しくなった、
                  俺は大吉に絞め落とされる様にその場で力を抜いて目を閉じた。
                  大吉もその様子を見て腕を離した。
                  俺はその場に寝ころぶように倒れ込む。
                  大吉は俺にしか聞こえないくらいの小さな声で
                  「ふざけんなよ。最後のけじめに手を抜きやがって!」
                  それだけ言うと立ち上がり大吉はピースの方へと帰って行った。
                  ピースのみんなが歓声をあげている。
                  ……そんなに大吉が勝ったのが嬉しいのかよ!
                  そんなに俺が負けたのが嬉しいのかよ!
                  俺、何の為に3ヶ月鍛えてきたんよ!
                  俺、本当にピースに戻れるのか?
                  俺は寝ころんで誰にも顔は見せずに涙を流した。
                  悔しい……。
                  何で俺がここまで……。
                  俺の耐えて来た3ヶ月はなんだったんだ。
                  ピースのメンバーの声が遠ざかって行く。
                  俺を置いて帰って行くのだろう。
                  これから卒業パーティでもやんのかな?
                  あぁ馬鹿みてぇ……。


                  IP属地:陕西89楼2017-01-26 13:40
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                    72.
                    俺はうつ伏せの状態から仰向けになり晴天の空を見上げた。
                    本当だったら俺も卒業パーティに参加してるんだけどな……。
                    体が回復して来た。
                    それと同時に怒りがこみ上げて来た。
                    コノ怒りダレニぶつければイイ?
                    すると俺と大吉のタイマンを見ていた他のグループの不良7人が俺に近づいて来た。
                    俺は身を起こし立ち上がる。
                    「おい、愛川広樹の奴まだ元気じゃねぇか!」
                    「本当だ。大吉の奴も詰めが甘いよな!」
                    「よし卒業記念にこいつを公園の池に突き落とそうぜ!」
                    ここ3カ月でこのグループには何度も俺はボコボコにされた。
                    ピースにいた頃は目も合わせてこない中途半端な不良達だったのに。
                    お前らなんか大吉とやったって瞬殺されるだろうが……。
                    こいつらは俺を囲んで公園の中央にある池に誘導する。
                    俺は抵抗もせずに池まで付いて行った。
                    そして池に着くなり、
                    「俺らに落とされるか自分で裸になって泳ぐかどっちがいい?」
                    俺に顔を近づけてグループのボス的な奴が質問してきた。
                    はぁ…………。
                    勘違いすんなよ。
                    もう喧嘩の解禁はされてんだよ!
                    「てめぇら全員ぶっ殺してやる!」


                    IP属地:陕西90楼2017-01-26 13:41
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                      73.
                      「はぁ?何ふざけてんの?」
                      ボス的な奴が俺に再び質問して来た。
                      俺はそいつの顔面を全力で殴り、蹴り上げた。
                      他のメンバーは一瞬何が起こったか分からない様な感じで体が固まっている。
                      そりゃそうだろう。
                      ここ3カ月俺はやられっぱなしだった。
                      その俺がいきなり抵抗したんだ。驚きも隠せないだろう。
                      俺はそのまま一瞬で全員を叩きのめした。
                      泣きながら謝る者。
                      その場で気絶している者。
                      蹲っている者。
                      俺はそいつら全員を池に突き落とした。
                      「次に俺の前に顔を出したら、今度こそ殺すぞ!」
                      それだけ言って俺はこの場を後にした。
                      それから3日間は俺に悪戯して来た同級生や後輩をひたすらぶっ潰した。
                      ……これで後はクリミナルだ。
                      ここまで俺は雑草の様に耐えてきた。
                      ここからが本番だ。
                      クリミナル対俺の戦争はここから始まるんだ。


                      IP属地:陕西91楼2017-01-26 13:41
                      收起回复
                        74.
                        第三章:導き


                        IP属地:陕西92楼2017-01-26 13:42
                        回复
                          75.
                          4月になり俺は高校に入学する事になった。
                          本当だったらこの街の高校に行くつもりだったが、出来るだけピースのメンバーと離れたかった。
                          感情が揺れ動いてしまいそうなのが嫌だったので、俺は少し離れた街の高校に通う事にした。
                          俺の中学からはほとんどここに進学はしていない。
                          まぁ出来の良い所ではないのだが……。
                          入学式を先程終えて教室に戻る間も、ガラの悪そうな奴らがチラホラ目につく。
                          その端で1つのキーワードが聞こえて来る。
                          「また出たらしいぜ。」
                          「何が?」
                          「クリミナル狩り!」
                          「また?やっぱあいつの仕業なのかな?
                          「あいつって?」
                          「お前知らねえのかよ?黒帽を!」
                          所々でこんな会話が聞こえる。
                          クリミナル狩りは俺の仕業だ。
                          あれから俺はひたすらクリミナルを狩り続けている。
                          蓮さんに言われた通り少人数の時を狙って狩っている。
                          狩りをする時は、ジムのみんなから貰った黒いキャップを被って実行している。
                          それでクリミナル狩りをしている俺の事を陰で黒帽と呼んでいるらしい。
                          まぁ俺が犯人だって事は誰も知らないだろうが。


                          IP属地:陕西93楼2017-01-26 13:43
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                            今天除夕哦!所以……不更新!


                            IP属地:陕西94楼2017-01-27 13:40
                            回复
                              这几天都没更新,因为走亲戚太忙了,抱歉


                              IP属地:陕西来自Android客户端95楼2017-02-02 14:29
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