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回复:第二部小说,但是是生肉

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101.
裕介という男は
「下に見てる?違うな龍平お前が勝手に劣等感を感じ俺を上に見てるんだ」
これに対して龍平は飛びかかろうとしたがお父さんともう1人が止める。
「いい加減にしろ!龍平これ以上暴れるなら今日は追い出すぞ!」
お父さんの怒鳴り声で龍平は黙った。
私はこの場に居辛くなり
「じゃあ私部屋に行ってるから、何かあったら呼んで下さい。」
そう言って部屋を出て行った。
その最中も僅かに会話が聞こえて来た。
「で、話って何なんだ悟?」
悟とはもう1人の友人だ。
私のお父さんの名前は『赤嶺鉄二』(あかみねてつじ)。
それとこの龍平と悟の3人で家呑みする事が多々ある。
今日は裕介といういつものメンバーではない人が加わったから起きた喧嘩なのかな?
まぁどうでもいいのだが。
少なくとも友人がいる間はお父さんが私にあたる事はない。
だからそれだけが今日の救いだった。


IP属地:陕西131楼2017-05-29 13:26
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    102.
    そして私は部屋に戻り眠りについた。
    次の日になり、この日は日曜という事もあってお父さんの朝食だけ作ってしまえば、どこかに出て行ってしまうので、安心だ。
    朝食の準備をする為にお父さんより早く起きてリビングに行かなければならない。
    リビングは空き缶やらゴミなどで散乱していた。
    このお酒の量は相当朝方まで飲んでいたのだろう。
    と、するとお父さんが起きて来るのは少し後だな……。
    お父さんは飲み明かした次の日は朝から熱いお風呂に入る。
    私は慌ててお風呂の準備をしてから朝食を作り始めた。
    するとお父さんは起きて来た。
    「おはようお父さん!」
    お父さんは私を見るなり
    「風呂湧いてるか?」
    不機嫌そうにそう言うと酷い寝癖のままお風呂に向かった。
    二日酔いなのだろう。酷く機嫌が悪い。
    こんな日は必ず最低1度は怒鳴られるだろうな。
    その時の応対の仕方1つ間違えたら殴られるか叩かれるだろうな……。
    私の憂鬱な1日は始まった。
    案の定お風呂から出て来たお父さんは機嫌が悪く、私に向かって
    「てめぇ、みそ汁はもっと濃くしろって言っただろうが!!何回言えば分かるんだ!!すぐに作り直せ!!」
    そう言ってみそ汁の入ったお椀が飛んで来た。
    投げなくても良いのに……。
    私はみそ汁を作り直す事になった。
    しかしお父さんは出来上がるのを待たずに家を出て行った。
    自分で作れって言っておいて……。
    それにお椀を投げた時に零れたみそ汁を掃除するのも私なんだよ!。
    と心の中で叫んでみるが、こんなな事は日常茶飯事である。


    IP属地:陕西132楼2017-05-29 13:26
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      103.
      お父さんがいない間にやっておかなければならない事。
      家中の掃除と洗濯。
      数日分の食料と生活雑貨とお酒の購入。
      それから万が一お昼に帰って来ても昼食が取れる様に大目に作っておく。
      最後は夕食の準備だ。
      私はお父さんの奴隷だ。
      本来なら受験勉強とかで忙しいんだろうけど、私にはとてもそんな余裕はない。
      まぁ良い高校に行った所で何の意味も私には無いのだが……。
      お父さんは帰って来てからも機嫌が悪く、ご飯がまずいだの、部屋が汚いだの、何だかんだ理由を付けて私を殴りつけた。
      殴ると言っても顔をやると表ざたになりかねないので、腕や太股が主に殴られるポイントだ。
      そしてストレスを発散するかの様に私にあたり、自分の寝室で寝る。
      私はいつしか涙を流さなくなっていた。
      お父さんに殴られるのも、愛されないのも、嫌われるのも慣れてしまっていた。
      お父さんに虐待される事が普通過ぎて、涙を流すほどの価値のある出来事ではなくなっていた。
      そんな事に気が付いた私は自分の人生に嫌気がさして来た。


      IP属地:陕西133楼2017-05-29 13:27
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        104.
        次の日になり私は一週間ぶりに学校に登校した。
        みんな心配そうな顔つきで私に寄って来た。
        「大丈夫?」
        「もう平気なの?」
        「無理しないでね。」
        みんな表面上の決まり文句しか言わない。
        中途半端に大人な年頃のせいか、私に気を使って何の病気かどうかは質問して来ない。
        まぁ本気で心配してないだろうから当然だけど……。
        私が逆の立場でもクラスメイトの事なんか大して興味がない。
        病気で入院しようが、学校を長く休もうが周りには大して影響はないんだ。
        みんな偽善者ばかりだ。
        その証拠に誰も見舞いには来なかった。
        テスト勉強をしなければならないのは分かるが、本気で心配しているなら来る筈。
        まぁいざ来られてもどう対応したらいいか私も分からないけど……。
        でもこの偽善者だらけの箱は、あの病院や家に比べるとまだマシだ。
        病院では囚人。
        家では奴隷。
        学校ではまだその他大勢の一般人になれるのでそこまで苦痛に感じた事はない。
        その代りにそこまで楽しんだ記憶もないけど……。
        親友や彼氏がいたらもっと楽しい人生だったのかな?
        いや、お父さんと病気の事がある限り私は本心では楽しめないだろう。
        そんな事を考えている間に2時間が過ぎて今日は下校になった。
        テストを2教科受けて今日は終わりだ。
        入院していたので勉強なんてまともにしていない。
        入院する前もお父さんの世話でほとんど勉強なんてしていない。
        案の定テストはほとんど白紙で出した。
        お母さんが死んでからは本当に成績が落ちる一方だ。
        まぁそれすらどうでもいい。
        何か面白い事無いかな……。
        人生が大きく変わる事。


        IP属地:陕西134楼2017-05-29 13:27
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          105.
          学校も早く終わったしたまには電車で街にでも行ってみようかな……。
          どうせ家に帰った所で勉強なんてする気はないし、お父さんをただひたすら待ってるだけなら、気晴らしにでも行こうかな。
          そう思いながら足どりは駅を目指していた。
          切符を適当に買って改札口を通って電車を待っていた。
          街に行って何か面白い事でもあるのかな?
          まぁ期待はしないでおこう。
          今の私が心底ときめいたり、ハラハラする様な事が起きるとは思えない。
          その時だった。
          どこからか悲鳴と共にホームから線路に老人が倒れて落ちた。
          ……足でも滑らしたのだろうか?
          その瞬間館内放送が鳴り響く
          『まもなく3番線に列車が通過します。白線の内側にお下がりください。』
          ……まるで映画やドラマの世界だ。
          物語ならばここで男の人が助けたりするのだろうが、現実はそうはいかない。
          誰も動こうとはしない。
          まぁ当然だよね。みんな自分の命を賭けてまで見知らぬ他人なんて助けないよね。
          …………。
          そして私は何を思ったか線路に飛び降りた。
          この人を助けたかったからではない。
          周りの偽善者達と一緒になりたくなかった。
          病院の医師や看護師。学校の教師や同級生。
          みんな仮面を被った偽善者ばかりだ。
          それに私が求めていた胸の高鳴りがここにはあった。
          本気で命を削って生きている。
          そんな実感が持てる。
          そして私は周りに協力を求めた。
          「誰か、手を貸して下さい!私だけじゃこの人を上に上げられません!」
          このお爺さんは気絶していて全く起きようとしない。
          そして私の問いかけに誰も答えようとしない。
          それどころか目が合っても逸らされてしまう。
          教科書の様な偽善者ばかりだ。
          私は再び訴えた。
          しかし誰も反応しない。
          その間に電車はもう見える範囲に来ていた。
          これじゃあ係員が来るまでには間に合わない。
          私の胸は大きく高鳴った。
          ここで死ぬの?


          IP属地:陕西135楼2017-05-29 13:27
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            106.
            そう思ったら急に震えが始まった。
            長くは続かない予定だった私の命。
            その予定を更に覆すかのようにもうすぐ終わる……。
            まだ楽しい事何もしてないのに……。
            って楽しい事を求めても、私にはそんな未来は待ってないか。
            どうせ生きていたって長くは生きられない絶望の人生だ。
            いっそここで死んでしまえばお母さんの所に逝ける。
            自殺でもなければ病気でもない。
            人を助けようとした結果だ。
            私は何も悪くないし、犠牲者として死ねる。
            むしろ周りで見ていただけの偽善者達の方が罪悪感に駆られるだろう。
            あの時何で俺も助けてあげなかったんだ!
            手くらい差し伸べてもよかったんじゃないのか!
            あの子の問いかけに応えられなかった!
            こんな感じで悔やめばいいんだ。
            そう思うと自分でも驚くくらい冷静になれた。
            「おじいちゃんごめんね。助けられなかった。」
            列車は目前まで来ていたその時だった。
            「おい!!ここの下に潜れ!」
            私は体をビクつかせて声の方へと振り返る。
            高校生……いや中学生くらいの男の子が私に大きな声で指示をしていた。


            IP属地:陕西136楼2017-07-13 14:45
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              107.
              それは想定もしていなかった事態。
              死に逝く私に声をかけてくれる人がいた……。
              その驚きのせいか体が固まって動けなかった。しかしそれを解くかのように
              「早く!死ぬぞ!!!」
              この男の子が大きく叫び私は我に帰った。
              そうだ!助かる可能性がある。
              ホームの下に人が入れるスペースがある。そこまで急げば!!
              迫りゆく電車。
              老人を担ぐ私。
              心配そうに叫んでいる男の子。
              それを映画のワンシーンでも見るかのようにしているその他。
              風が冷たい。
              足が重い。
              たった数歩で辿り着く距離がなかなかゴール出来ない。
              焦燥感?
              僅かの遅れも許されない。
              自分の体が誰かに掴まれている様に重い。
              呼吸するのがやけに苦しい。
              緊張感?
              とにかく私はこの数秒の出来事がやけに長く感じた。
              そして老人と私はホームの下に潜り込む事に成功した。
              そしてすぐに電車がホームを通過して行く。
              あと3秒遅かったら……。
              さっきまで私が歩いていた場所は鉄の塊が物凄い速度で通り抜けて行く。
              私は背中に大量の汗をかいている事に気が付いた。


              IP属地:陕西137楼2017-07-13 14:45
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                IP属地:陕西138楼2017-07-13 14:47
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                  108.
                  危なかった……。
                  もう少しで死ぬ所だった。
                  いや、死にたかったんじゃなかったっけ?
                  もう家や病院は嫌なんじゃなかったっけ?
                  違うよね。
                  やっぱりまだ死にたくないっていうのが本音だよ。
                  私はまだ自分が何故生まれて来たのか知らない。
                  生まれて来た以上何も成し遂げられないのは嫌だ……。
                  ただ死を待つのは嫌だ。生きていた証を残したい。
                  ……死と隣り合わせのこの出来事が私に生への執着を見出した。
                  それに気付いた瞬間に私は助かった事に、生きている事に始めて喜んだ。
                  間もなく係員が来て私と老人を助けてくれた。
                  ホームの上に上がるとそこにはさっきの男の子が立っていた。
                  やっぱり良く見ても高校生くらいかな……。
                  とりあえず私はお礼を言った
                  「ありがとう。助かったわ。」
                  「いや俺何もしてないけど!」
                  「逃げ方を教えてくれた。」
                  そうだ。それで生きる術を発見出来たのは事実だ。
                  あの一言がなかったら私は生を諦めていた。
                  この男の子がきっかけを作ってくれなかったら、今私はここにいない。
                  そして周りの大人たちは何もしてくれなかった。
                  こんなに大人数いて男の子1人しか声をかけないという状況だ。
                  やっぱり世の中異常だな。
                  腐った人達ばかりだな。
                  だからこそなお、男の子にきちんとお礼を言いたかったが、私は係員に無理矢理連れられて医務室に連れて行かれた。


                  IP属地:陕西139楼2017-07-13 14:48
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                    109.
                    しばらくして怪我が無かった事で私は事情聴取され、解放された。
                    あの老人は救急車で病院に運ばれて行ったけど、大丈夫だったのかな?
                    まぁ2度と会う事は無いのだろうけど……。
                    私は一気に疲れたので、街に行くのは辞めて家に帰る事にした。
                    たった数分の出来事がやけに長かった。
                    今までの生きたきた時間の流れとは全く違う。
                    常にあんな風に何かに前向きに生きていたい。
                    それがこの時芽生えだした私の感情だった。
                    死に方を考えるんじゃなくて、生き方を考えるんだ。
                    もっと夢中に、もっと集中して生きていけば人生が濃密になる。
                    もっと人生濃密にしよう!


                    IP属地:陕西140楼2017-07-13 14:48
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                      110.
                      第五章 今を生きる


                      IP属地:陕西141楼2017-07-13 14:50
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                        111.
                        数日が経ち私はいつもの様にお父さんの世話をして、学校に通う毎日を過ごしていた。
                        生活は何も変わらないのだが、あの電車の日以来私の中で何かが変わった。
                        生きていた証明をしたい。
                        生まれた意味を見つけたい。
                        ゴールを探したい。
                        そう思ったら、病院での事もお父さんの事ももう少し我慢出来る。
                        だから私は徐々にマイナスの感情が無くなっていった。
                        具体的に何か生活が変わった訳でも、向上した訳でもない。
                        だが確実に気持ちは上昇して行った。
                        そしてそれと同時に強く思い始めたのが何か目標が欲しいという気持ちだった。


                        IP属地:陕西142楼2017-07-13 14:50
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                          我就问问有网盘打包没?


                          IP属地:陕西来自iPhone客户端143楼2017-07-17 03:14
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                            ˚‧º·(˚ ˃̣̣̥᷄⌓˂̣̣̥᷅ )‧º·˚我的汉化贴被度 娘吞了,如果不恢复的话,我可能没办法再补上,最多接着之前的翻。


                            IP属地:陕西来自Android客户端145楼2018-08-22 23:33
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