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回复:第二部小说,但是是生肉

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76.
クリミナルは知れば知るほど大きなグループだ。
2年以上前に今の幹部連で作られた喧嘩チーム。
まだたった2年なのにここらの街の全てのグループを潰すか飲み込んだモンスターグループ。
それぞれがそこそこ喧嘩が強くて、街の至る所にクリミナルはいる。
見つけるのは簡単だが、結構な確率で10人以上でいる事が多い。
だから俺は帰り際を襲っていた。
強そうな奴から弱そうな奴までランダムにだ。
蓮さんのおかげでそこまで苦戦せずに潰し続けている。
奴らもメンツが大事だ。警察に言う事はよほどないと思うが、そろそろ向こうも本気になる筈。
クリミナル狩り狩り。
つまり黒帽狩りが始まっていてもおかしくない。
望むところだがな。
ただ俺はやみくもに潰している訳ではなかった。
あのクリミナルにやられたあの日、一番威張っていたあの男。
あいつに聞けば真相が分かると思い探していた。
そしてやっと素性を掴む事が出来た。


IP属地:陕西96楼2017-02-19 14:55
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    77.
    クリミナルは幹部と言っても結構いる。
    その中でも最高幹部はボスを合わせて4人しかいないらしい。
    俺が探しているのはその中の1人で年は俺の2つ上だ。
    名前は
    『徳村光臣』
    こいつが俺達を襲った時に50人を率いて船頭したらしい。
    よくよく考えてみたらおかしな話なんだ。
    たかだか中坊相手に最強チームが50人も出て来て潰すって。
    絶対に何か裏がある。
    まだ住んでいる所までは調べれていないが、絶対に近いうちに探し出す。
    ただそうなると蓮さんとの約束が邪魔になる。
    『幹部連とは闘うな!』
    難しいな。
    蓮さんとの約束を守るか、目標をやり遂げるか……。


    IP属地:陕西97楼2017-02-19 14:55
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      78.
      俺は教室に入り学校の説明を受けていた。
      まわりの奴らもあまり聞いていない。
      みんなそれぞれ中学で不良だったんだろうな……。
      俺はこの日は半日だったのでさっさとクリミナル狩りに行こうと思い、下校しようとした。
      すると
      「お前って何中出身?」
      クラスメイトが話しかけて来た。
      「あそこの街の○○中だよ!」
      すると他のクラスメイトも
      「マジで?あんな遠い所から?ってかあそこの中学って確か……呪組の中学じゃなかったっけ?」
      その言葉に反応して周りの馬鹿っぽいクラスメイトが集まって来る。
      「おうおう、俺も聞いた事あるぜ!何でも死人が出まくった伝説の事件。」
      「俺ニュースで見てめちゃビビったもん。いかれてるクラスだって!」
      「だよな!復讐鬼が住んでる危ねぇところだろ?」
      はぁ……。
      まいったな。早く帰ってクリミナル狩りの準備をしたいのに。
      「お前よくあんなイカレた学区に住んでたよな?」
      少しずつだが怒りの感情が芽生えて来た。
      「苛められたら勝手に死ねばいいのにな。復讐って馬鹿じゃねぇの!」
      この一言にクラスメイトがみんな賛同する。
      それとは反対に俺は怒りの沸点に到達しようとしていた。
      てめぇらに苛められてた奴の気持ちが分かるのか?
      彩菜の気持ちが分かるのか?
      姉ちゃんの気持ちが分かるのか?
      俺は苛立ちを何とか抑えながらこいつらを無視して教室を出ようとした。
      「ちょっと待てよ!」
      1人が俺に声をかけて来た。


      IP属地:陕西98楼2017-02-19 14:56
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        79.
        最初に俺に声をかけてきた奴だ。
        「まだ話してんだろ?何帰ろうとしてんだよ!」
        俺は立ち止り、背中を向けたまま
        「あぁわりい。これから用事があるんで、先に帰るわ。」
        それだけ言って去ろうとすると
        「てめぇ俺が誰だか分かってんのか?」
        面倒臭い。
        遠い所から通ってる俺がお前なんて知る訳ねぇだろ!
        しかし周りのクラスメイトはその男が話し出すと黙り込んだ。
        なるほどね……この街じゃこいつはそこそこ名が売れた不良って訳か……。
        張りつめる教室内に漂う空気。
        遠くで女子や、大人しめの男子も俺達に注目している。
        おれはこの男に向かって
        「入学初日から面倒事はやめようぜ。見つかるといきなり停学とかになりかねないぞ?」
        すると男は
        「分かったよ!見つからなければいいんだろ?じゃあ俺に付いてこいよ!」
        そう言うと俺はクラスメイトに囲まれてどこかに誘導されて行く。
        結局こうなるのか……。
        地元じゃないところで自分を貫き通すと潰されるって聞いたことがあるけど本当なんだな。
        まぁ俺の場合地元の方がきついのかもしれないけど……。
        他のクラスメイトはこの男に無理矢理付き合ってると言ったとこだな。
        実質的にはこいつさえいなければ平和に高校生活を過ごせる。
        男は俺を焼却炉のある校舎の裏に連れて来た。
        さっき学校説明でここにきたが、あまり人は来なさそうな所だ。
        ってかベタな場所選ぶなぁ……。
        そして男は手に持っていたカバンで俺をいきなり殴りつけて来た。


        IP属地:陕西99楼2017-02-19 14:56
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          80.
          ちっ!うっとうしいな!
          「タイマンをしてやるからかかってこいよ!」
          何だこいつ馬鹿か!
          せっかく先制攻撃したんだったらそのままやれば良いのに……。
          タイマンだ?
          こいつらとまとめて掛かってこれば勝機はあるのに……。
          余計なプライドが命取りだったな。
          「んじゃあ遠慮なく!」
          俺は男の顔面目がけて思いっきり蹴り上げた。
          男はその場から吹っ飛んで倒れ込んだ。そしてその場で蹲って起き上がろうとしなかった。
          はい終了。
          他のクラスメイトも俺にかかってこようとしない。
          俺は去り際に
          「別に俺は喧嘩をしたいんじゃないからな。平和に高校生活を過ごそうぜ!」
          それだけ言ってこの場を去った。
          平和に……。
          本心だった。
          学校以外の時間はクルミナル狩りに明け暮れる事になるだろう。
          どこか休息の時間が欲しかったのかもしれない。
          俺は学校から出て行こうとしたが、若干道に迷ってしまった。
          ここどこだっけ?
          入学初日の校舎はいまいち構造が理解出来ない。
          俺は記憶を辿りながら校舎内を歩いていた。


          IP属地:陕西100楼2017-02-19 14:56
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            抱歉,下周多发点


            IP属地:陕西101楼2017-02-19 14:57
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              明天更新!!!


              IP属地:陕西102楼2017-02-24 19:06
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                想要网址的私信我


                IP属地:陕西104楼2017-02-25 16:12
                收起回复
                  81.
                  ったくこんな事なら教師の説明をきちんと聞いておくんだったな。
                  このまま帰ってもいいけど、教室に戻らないと荷物を持って帰れない。
                  どこから行くんだっけな?
                  廊下を歩いていていると前から女子が1人歩いて来た。
                  ……恥ずいけど、聞くしかねぇか。
                  俺は恥ずかしいのを我慢して前から歩いてくる女子に話しかけた。
                  「あの、ちょっと道聞きたいんだけど!」
                  「あの道を教えて欲しいんですけど!」
                  ん?
                  俺と声が被ってはいたが、この女子も道を尋ねてきた。
                  何だ?この子も迷ってんのか?
                  女子は目を丸くして俺を見て
                  「あっ!」
                  と口に手をあてて俺を指差した。
                  何だ?俺は女子の顔をしっかり見直した。
                  「あ、お前……あの時の。」
                  すると女子は
                  「覚えててくれたんだ!」
                  当たり前だろうが、あんなに強烈な出来事を忘れる分けがないだろ?
                  この子は4ヶ月前に電車で線路に落ちた爺さんを助けた女子だ。
                  「タメだったんだね。しかも同じ高校って。」
                  「タメ?何でそんな事分かるんだよ?」
                  俺は女子に尋ねた。
                  「ほら、この校章!学年ごとに色が違うって言ってたじゃん。先生の話し聞いてなかったの?」
                  全く覚えていない。
                  「そうだったっけ?まぁいいやあの時は大して助けも出来ず悪かったな。」
                  「いいよあなたが助言してくれなかったら、私は死んでいたんだから。」
                  少し笑って言ってはいるが、怖えぇ事言うなよ!
                  「私は赤嶺由奈(あかみねゆな)って言うの。あなたは?」
                  『赤嶺由奈』か……俺は何故かこの自己紹介の雰囲気に呑まれた。
                  「俺は愛川広樹だ。まぁ適当によろしく。」


                  IP属地:陕西105楼2017-02-25 16:16
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                    83.第四章 もう1つの絶望


                    IP属地:陕西107楼2017-02-25 16:18
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                      84.
                      4ヶ月前----赤嶺由奈
                      今日もまた1日が終わる。
                      少しずつ未来へと進んで行く。
                      周りの同級生はどう思ってるんだろ?
                      もうあと数カ月で中学を卒業だ。
                      それを喜んでいるのか?
                      それとも大人になる事を恐れているのか?
                      とにかく学校での周りの反応はバラバラだ。
                      だけど私ほど未来に希望のない人間は周りにはいない。
                      私はある病気によって、後10年くらいしか生きられないらしい。
                      今は健康そうに見えても、普通の治療ではまず治らないらしい。
                      10年後に治療法が見つかっている保証なんてどこにもない。
                      だから私にとって大人になるイコール死という訳だ。


                      IP属地:陕西108楼2017-02-25 16:19
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                        85.
                        今はテスト週間だ。
                        これが終われば二学期も終わり本格的に受験シーズンに突入する。
                        先生はいつも言う。
                        「ここが人生の最初の分岐点だ。ここで頑張った人間にはそれなりの人生が待ってるぞ!」
                        それなりの人生?
                        曖昧な言い方だ。
                        受験に全員が成功するとは限らない。
                        だから失敗した時の事も考えて、『それなり』という表現を使っているのだろう。
                        成功した人間には
                        『受験を頑張って良かったな』
                        失敗した人間には
                        『今回の努力はいつか必ず報われる』
                        こうやってフォローをしやすくなるからだ。
                        だけど私にとってはどちらでもいい。
                        受験に失敗しようが成功しようが。
                        良い高校に行ったって、良い大学に行ったって良い会社に入社したって何の価値もない。
                        その先に待っているのは絶望しかないのだから。


                        IP属地:陕西109楼2017-02-25 16:19
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                          IP属地:陕西110楼2017-02-25 16:25
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                            86.
                            私は何の為に生きているのだろう。
                            何の為に学校に来ているのだろう。
                            頑張る?
                            何を?
                            何を目指して生きて行けばいいの?
                            昔お母さんに言われた事がある。
                            「アメリカでこの病気の治療法を開発中だから今は辛抱して頑張って生きるのよ!」
                            だがまだ完成はしていないのだろう。
                            ネットで調べてみてもそんな事記載されていない。
                            何より完成した所でウチにはそんな莫大な手術費や治療費なんて払えやしない。
                            だけどそれでも励まそうとしてくれるお母さんに応える為に私は笑顔を取り繕った。
                            お母さんが必死になって私の為に動いてくれているのを知っていたからだ。
                            何件も病院に駆け寄ったり、病気の事を詳しく調べたり、とにかくお母さんには感謝している。
                            だけど去年お母さんは過労でこの世を去った。


                            IP属地:陕西111楼2017-03-11 17:21
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                              87,
                              私の家はお母さんがいて始めて成り立っていた。
                              お父さんは物凄く怖い。
                              怒ると近くにある物がすぐに飛んで来る。
                              お母さんも私もどれだけ殴られて来た事か……。
                              普段は大丈夫なのだが、一度キレると止まらない。
                              病気の私に一切の考慮もせずに虐待なんてしょっちゅうだった。
                              私には年上のお兄ちゃんがいるが、そんなお父さんと喧嘩が絶えず、2年前に家を出て行ってしまった。
                              お母さんは一生懸命私を守り続けてくれていたが、昼間はパートで、夜はお父さんのご機嫌取り。
                              合間を縫って私の病気の事を調べてくれていた。
                              相当な疲労が溜まっていたんだろう。
                              案の定倒れて間もなくこの世を去ってしまった。
                              そしてそれから1年間は地獄だった。
                              お父さんと2人の生活……。
                              何かあれば殴られる。
                              失敗したら叩かれる。
                              機嫌が悪いと蹴られる。
                              女だからとか、中学生だからとか、病人だからとか、一切そんな事は考えてくれない。


                              IP属地:陕西112楼2017-03-11 17:22
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