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88.
私の家はお母さんがいて始めて成り立っていた。
お父さんは物凄く怖い。
怒ると近くにある物がすぐに飛んで来る。
お母さんも私もどれだけ殴られて来た事か……。
普段は大丈夫なのだが、一度キレると止まらない。
病気の私に一切の考慮もせずに虐待なんてしょっちゅうだった。
私には年上のお兄ちゃんがいるが、そんなお父さんと喧嘩が絶えず、2年前に家を出て行ってしまった。
お母さんは一生懸命私を守り続けてくれていたが、昼間はパートで、夜はお父さんのご機嫌取り。
合間を縫って私の病気の事を調べてくれていた。
相当な疲労が溜まっていたんだろう。
案の定倒れて間もなくこの世を去ってしまった。
そしてそれから1年間は地獄だった。
お父さんと2人の生活……。
何かあれば殴られる。
失敗したら叩かれる。
機嫌が悪いと蹴られる。
女だからとか、中学生だからとか、病人だからとか、一切そんな事は考えてくれない。


IP属地:陕西113楼2017-03-11 17:22
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    89.
    次の日になり私は叔母さんに家まで迎えに来てもらい、車で墓地まで向かった。
    必然と道中テンションが上がってしまう。
    お父さんから離れているのがこんなにも解放的だなんて。
    でも親戚の人達は私やお母さんが虐待を受けていただなんて知らない筈だ。
    お母さんは人に弱みを見せるのが嫌いなタイプだ。
    たとえ姉妹や親でも相談なんてしていない筈だ。
    だからみんなお父さんの事を、仕事を真面目にやっている人くらいにしか思っていない筈。
    お父さんが真面目な人間と思われているなんて、全然納得がいかない話だが、それでもお母さんの意思を継ぐつもりで私は誰にも言わなかった。
    なので墓地に向かう道中テンションが上がりつつも、それを見せてはいけないので、態度には出さなかった。


    IP属地:陕西114楼2017-03-11 17:22
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      90.
      墓地に着き叔母さんと一緒にお母さんのお墓に向かった。
      ここの墓地は結構広くて、幼稚園児辺りだと迷子にでもなってしまいそうだ。
      私は買って来た花を持ってお墓に添えようとしが
      「あれ、もう花があるじゃない……誰かしら?由奈のお父さんかしら?」
      と首をかしげながら叔母さんは私に尋ねて来た。
      きっと他の親戚だろう……。
      もしくはお兄ちゃんか……。
      少なくともお父さんが来るとは思えないし、万が一来たとしてら一言くらい私に言いそうなものだ。
      私は分からない様な表情で叔母さんに返して、花を一緒に活けた。
      お母さん……まだ私元気だよ。
      そのうち死んじゃう事が分かっていてもまだほとんど実感がないんだ。
      たまに目まいがしたりするけど、普通に学校も行けるよ。
      一応お兄ちゃんともたまにだけど連絡取ってるし、お父さんは相変わらずだけど、何とかやってるよ。
      お母さんがいなくなって物凄くお母さんの苦しみや大変さが分かった。
      私はお母さんの様には上手くやれないけど、それでも一生懸命やってるよ。
      私ねあと1年くらいで家を出ようと思うんだ。
      あんなお父さんとはもう暮らしていけないよ。
      その為に受験は辞めて、どこかに就職しようと思ってるの。
      お母さんが生きていたら絶対に反対するだろうけどね。


      IP属地:陕西115楼2017-03-11 17:22
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        91.
        でも私には学歴なんて全く意味がない。
        それよりも少しでも楽に生きたいの。
        お父さんと一緒にいると奴隷や女中程度にしか扱われない。
        だから私は長くない命でゆっくり生きて行きたい。
        楽に生きた末に行きつく先はお母さんの所がいい。
        だからお母さんもう少しそっちで待っててね。
        私が死んだらそっちで仲良く家族しよ。
        私は近況報告を兼ねてお母さんのお墓に手を合わせて立ち上がった。
        私の治らない病気と、お父さんによって自由の翼を奪われている。
        それが日々どれだけストレスになっているかはかり知れない物がある。
        だからなのかは分からない。
        立ち上がった瞬間視界がグニャリと歪み私は立っていられなくなった。
        あ……変な感じ。
        視界が恐ろしい早さで歪んで行く。
        その上足にも踏ん張りなくなり私はその場で倒れ込む様に寝ころんだ。


        IP属地:陕西117楼2017-04-02 16:06
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          92.
          ハァハァハァ……苦しい……。
          私はストレスを強く感じたり、頭の中がいっぱいになるとたまに目まいで倒れる事がある。
          今もそれだろう。……そんなに頻繁に起きる訳でもないが、珍しい事でもない。
          だけどたまにしか会わない叔母さんにとってはよほどの事だと思う筈。
          病気の事を知っているだけに余計にだ。
          「もしもし、○○○霊園にいるんですけど、至来て下さい!」
          叔母さんは救急車を呼んだ。
          少ししたら治るのに……。
          こんな所で救急車で運ばれたらお母さんが心配する。
          せめてもっと違う所で呼んでほしい……。
          しかしまだ視界が歪んでいる私には起き上がる事も、叔母さんにそれを伝える事も出来なかった。
          そしてまもなく
          ピーポーピーポーピーポー!
          はぁ来ちゃった……。
          「もう少しの辛抱よ!」
          そう言って叔母さんは私の手を強く握った。
          ……心配してくれるのはいいが、はっきり言ってありがた迷惑だった。


          IP属地:陕西118楼2017-04-02 16:06
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            93.
            救急車に乗せられて病院に運ばれていく間に私の気分はすっかり落ち着き始めていた。
            「この子持病があるんです!」
            終始叔母さんが救急隊員にそう言っていたが、それと目まいは別の話なのに……。
            総合病院に着いて、検査入院するはめになった。
            はぁ……また入院か。
            私は持病の関係で何度か入院した事がある。
            決して病院は好きになれない。
            事務処理でもするかのように、淡々と業務をこなす無機質な医師達。
            私達弱者から吸い取ったお金で華やかな人生を送っているのだろう。
            作り笑いで偽りの笑顔を振りまく看護師達。
            心配する振りして仕事が終わった後の合コンやらデートの事しか考えていないくせに……。
            あくまでこの人達は私達患者の事を本気で心配していない。
            治る患者も治らない患者も見飽きているからだ。
            彼らほど命を軽く思っている職種はない。
            別に批判をするつもりではない。
            ただ、私達一般人と比べるとどうしても1つの命に対しての重みが違う。
            人の死に慣れ過ぎてしまっているのだろう。
            医師や看護師がいちいち人のそれを気にしていたら、精神的にやっていけない。
            命に対する価値が違うのは当然なのだが、私はそんな人間で溢れ返っている病院が大嫌いだ。
            そしてそんな病院に頼らないといけない患者や私自身も大嫌いだ。


            IP属地:陕西119楼2017-04-02 16:07
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              94.
              入院しても息が詰まるだけ……。
              相部屋で誰かも分からない人と同じ部屋で寝食を共にする……。
              思春期の私にとってはこれがどれ程苦痛か……。
              だが扱いは病人だ。
              我がままも許される立場にない。
              いっそ病院から逃げ出してしまいたい。
              でもそれすら出来ない私は本当に情けない。
              唯一の心の救いはお父さんと離れる事が出来る事だ。
              当然の様に見舞いには来ないだろうが、それが苦痛には思わない。
              お父さんと離れているという事柄だけが私を支えていた。
              そして次の日になってもやはりお父さんは見舞いに来なかった。
              数日間の自由と束縛。
              病院とお父さん、どちらが良いとも言えない。
              どちらも嫌なのは間違いないが……。
              次の日になりまた無機質な医師が私の顔色を窺って来た。
              これの繰り返しの日々が続くと思うと憂鬱だ。
              追い打ちをかけるかのように夜には同じ年くらいの男の子が相部屋で入院する事になった。
              カーテンで仕切られているとはいえ、プライバシーも何もあったものではない。


              IP属地:陕西120楼2017-04-02 16:07
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                95.
                その男の子の母親らしき人が心配そうに何度も看護師と何かを話していた。
                どうやらこの男の子は喧嘩か何かで運ばれて来てまだ目が覚めていないらしい。
                喧嘩か……。まともにした事ないな。
                いや喧嘩どころか喫煙や飲酒の様な悪い事も、デートやカラオケの様な楽しい事も何もしていないな……。
                およそ青春らしき事を何もしていない気がする。
                このままでいいのかな……。
                相部屋の男の子は夜中になると
                「み、美幸!!」
                とうなされていた。
                彼女かな?
                ……はぁ彼氏か…………。
                私にはとても縁のない話だな。


                IP属地:陕西121楼2017-04-02 16:07
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                  有人吗?


                  IP属地:陕西122楼2017-04-04 14:35
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                    96.
                    それから2日間経ってもお父さんは来なかった。
                    仕事を理由にしているが、実際の所私に興味がないのだろう。
                    それでも事務的な事が必要なので叔母さんがそれをやってくれていた。
                    昨日も来てくれていたが、叔母さんもそこまで暇じゃないので15分程度で帰って行った。
                    それに比べて相部屋の男の子はずっとお母さんが見守ってくれている。
                    まだ目が覚めないので心配なのも分かるが、私はカーテン越しにそれを羨ましく思っていた。
                    私の人生って本当につまらない。
                    孤独にこのまま死んで行くのだろうか?
                    そんなの嫌だ!!
                    これから大人になるにつれて、病気も悪化して行くだろう。
                    その度にこの監獄に入れられるのだろうか?
                    家に帰ればお父さんに奴隷の様に虐げられる。
                    一体いつまで?
                    死ぬまで私には自由がない。
                    学校?
                    そんな所何も楽しくは無い。
                    偽りの友達と、偽善の教師。
                    お兄ちゃんとは離れて暮らし、お母さんは他界した。
                    将来に楽しみが無い?
                    違う、今生きている事さえも楽しくない。


                    IP属地:陕西123楼2017-04-30 17:11
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                      97.
                      私はこの夜眠れなかった。
                      今の自分のおかれている状況を再確認すればするほど、絶望に満ちた人生だ。
                      希望など何もない。
                      夢など見る事すら出来ない。
                      明日この監獄から出て行けるが、その代り待っているのは奴隷生活。
                      もっと自由が欲しい!
                      精神的に追い込まれて行く私とは裏腹に相部屋の男の子が目を覚ましたみたいだ。
                      母親は泣きながら喜んでいた。
                      それをカーテン越しに聞いて嫉妬していた。
                      私には与えられない愛がそこにあったからだ。
                      次の日退院する事になり叔母さんが迎えに来てくれた。
                      無機質な医師と作り笑いの看護師と部屋の前で少し話しになった。
                      今後の事についてだ。
                      「いや、今回の検査結果はストレスによるものでしょうけど、病気の事も考えて行かないといけないから、月に1度は検査入院して欲しいですね。」
                      それが医師から叔母さんに伝えられた内容だ。
                      月に一度?
                      そんなに必要なの?
                      そんなの病院が儲かる為だけじゃない。
                      この人達に貢ぐ為に私は入院する訳じゃない!
                      黙っている私に叔母さんは
                      「じゃあこれからはお父さんに月に1度は病院に連れて来てもらいなさい。」
                      何も知らないで……。
                      「お父さんが連れて来てくれる訳ないよ。私の事なんてどうでもいいんだから。」
                      叔母さんは少し驚いた顔をして
                      「そんな訳ないでしょ!今は仕事が忙しいだけなんだから!」
                      と私を叱る様な口調で言った。
                      何も知らないで!!!
                      「お父さんの事何も知らないで勝手な事言わないで!!それにもう病院なんて嫌だよ!!私は大丈夫だから!」
                      叔母さんも医師も看護師も驚いた顔をしている。
                      限界だった。
                      これ以上我慢をしているのは。
                      「自分の事は自分が一番分かってる。今すぐ死ぬ訳じゃないんだから大丈夫!」
                      もう何もかもから逃げ出したかった。


                      IP属地:陕西124楼2017-04-30 17:12
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                        98.
                        この後しばらくもめてから家に帰った。
                        昼間という事もあってお父さんは家にはいない。
                        良かった……。
                        お父さんが仕事に忙しいのは本当の話だ。
                        昔から仕事で家を留守にする事が多かった。
                        まぁ見舞いに来なかったのは仕事だからという訳ではないと思うが。
                        夜になればお父さんは帰って来る。
                        またあの地獄の日々が始まる。
                        囚人か奴隷の生活。
                        もういっその事死んでしまいたい。
                        そんな事を考えながら自分のベッドの上で眠りについた。
                        ……気が付けば夜になっていた。
                        私は慌てて部屋の電気を付けて時計を確認した。
                        20時を超えていた。
                        やばっ!
                        お父さん帰ってきてるかもしれない!
                        私は一瞬で全身が固まった。
                        また殴られる……どうしよう……。
                        って帰って来ていたら私を起こしている筈……。まだ帰って来てないんだ。
                        私は慌てて部屋を出て夕食の準備をする為にキッチンへと走った。
                        その時違和感を感じた。
                        あれ?リビングの電気が付いてる?
                        リビングとキッチンは繋がっている為にそこを通らないといけないのだが、どうやらお父さんが帰って来ている様子だ。
                        でもだったら何故私を起こさなかったのだろう?
                        その答えはすぐに分かった。
                        来客があったからだ。
                        まぁ来客と言ってもお父さんの友人だが。
                        お父さんは友人の前では私やお母さんをとても大事な振りをする。
                        平和で幸せな家族。
                        それを演じていたいみたいだ。
                        だから私もそれに付き合わないといけない。
                        私はゆっくりキッチンの扉を開けた。


                        IP属地:陕西125楼2017-04-30 17:12
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                          99.
                          するとお父さんが最初に気付き
                          「お、由奈!もう起きて来て大丈夫なのか?まだ寝てなくていいのか?」
                          こんなセリフいつものお父さんからは想像も出来ない。
                          何をそんなに見栄を張りたいのか分からないが、とりあえずお父さんに合わせた。
                          「うん。おかげさまでもう大丈夫だよ。今、おつまみ作るね!」
                          お父さんは上機嫌に頷いていた。
                          出来の良い娘を私が演じていればそれでいいのだ。
                          本当にくだらない。
                          私は冷蔵庫を開けて適当につまみを作る事にした。
                          リビングからはお酒を飲みながらお父さんと友達の会話が聞こえてきていた。
                          「いや~もう由奈ちゃん15歳か。出来た娘じゃねぇか!」
                          「そんなに大した事はないけどな。普通だよ!」
                          「ウチの息子もあんな女の子を嫁に貰って来てくれないかな。」
                          「お前の所はやっぱ親を見習って警察にでもなるのか?」
                          「よく分かんないよ。年頃の子供なんて。」
                          話の内容は全く分からないが、子供の話で盛り上がっている様だ。
                          いつものお父さんの友達で3人組といったところか。
                          何でも高校からの付き合いらしいが……。
                          その時
                          ピーンポーン。
                          インターホンが鳴らされた。
                          こんな夜に誰だろ?
                          お父さんはインターホンに出て
                          「お、来たか!今開けるから待ってろ!」
                          そう言ってもう1人の友人を連れて来た。
                          その人とお父さんがリビングに入って来る時に、ちょうど私もおつまみを作り終えてテーブルに並べた。


                          IP属地:陕西126楼2017-04-30 17:12
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                            IP属地:福建来自Android客户端128楼2017-05-02 07:32
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                              IP属地:陕西130楼2017-05-29 13:24
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